「浴槽から上がるとにき誰かの助けが欲しい」
「浴槽から出るときにバスタブをまたぐのがむずかしい」
高齢による下肢筋力低下や麻痺や障害により浴槽をまたぐ動作が安定しなくなった。
在宅においても入浴中の安全な環境を整えることは看護の基本です。
年齢や障害のために安全な入浴動作が確保できないときには、対象者さんにあった補助具を使ってみましょう!
バスボードは、浴槽をまたぐ時のふらつきや不安を解消してくれ安全に浴槽内に出入りするための福祉用具です。取り付けは浴槽のフチにバスボードを渡し固定するもので、取り付けや取り外しも簡単にできます。
年齢や障害による下肢筋力低下や動かしづらさがあり、浴槽をまたぐ動作にふらつきが出て怖い・転倒してしまいそうだという不安がある方や、浴槽の出入りに介助が必要な方にご利用いただくと安全入浴ができます。
浴槽の出入りを介助、見守る家族や介助者の負担も軽減できるアイテムです。
浴槽の上に渡したバスボードに深く腰をかけてバスボードの取っ手をしっかり持ちながら
体の向きを変えて片足ずつ浴槽の中に入る方法で、またぎ動作をせずに浴槽のお湯に浸かることができます。 下肢筋力が低下して片足立ちや下肢の挙上に不安がある方、立位保持が難しい方の介助に使用すると安全に入浴動作の介助ができます
【まとめ】
・バスボードは、在宅での入浴の時、浴槽出入りの動作にふらつきや転倒の不安がある方の介助に使うアイテムです。
・浴槽のフチにボードを渡し固定するだけの取り付けも取り外しも簡単にできる補助具です。
・浴槽に出入りする時には、まずバスボードの上に深く腰をかけて体の向きを変え、片足づつ出入りすることができて動作が安定し安全に入浴できます。
・バスボードを使うと安全に入浴できるほか、家族や介護者の負担も大きく軽減することができます。