看護師のキャリアアップ〜助産師編〜

共通看護
2024.12.22
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看護師として働きながら、さらなるキャリアアップを目指す方々にとって、助産師への道は魅力的な選択肢の一つです。 筆者自身も看護学校を卒業後、助産学校に進学して助産師資格を取得しました。看護師経験のある同級生も多くいましたよ。本記事では、看護師から助産師になるための具体的な方法や、助産学校で学ぶ内容、看護師から助産師になるメリットについて詳しく紹介します。

①看護師から助産師になる方法

看護師から助産師になるためには、助産師養成課程のある学校に進学する必要があります。進学先にはいくつかの選択肢があり、以下のような種類があります

  • 助産学校(1年課程)
  • 看護系大学の助産学専攻科(1年課程)
  • 看護系大学の助産学校別科(1年課程)
  • 大学院や専門職大学院の助産学専攻(2年課程)

多くの学校では、一般入試と社会人入試が行われており、受験資格や試験内容は学校ごとに異なるため、事前にしっかりと各校の情報を確認することが大切です。
詳しくはこちらで確認してください。

②助産師養成課程で学ぶ内容

助産師は、妊娠から出産、そして育児まで、母子の健康を支える専門職です。助産師は、医師の介入なしに自らの責任で正常な分娩を介助できるため、助産師養成課程では、母性看護学、周産期医学、新生児学などの専門知識を深く学びます。また、臨床で必要なスキルも身に付けます。

助産師は出産のサポートだけではなく、性や生殖に関する健康相談や教育活動にも関わっています。不妊治療や性教育について学ぶことも特徴の一つです。特に実習では、実際の分娩に立ち会い、赤ちゃんの誕生の瞬間を目の当たりにする貴重な経験ができます。そして、妊婦さんやご家族との信頼関係を築くコミュニケーション能力の重要性も学びました。これらの経験は、今でも大切な財産です。

③看護師から助産師になるメリット

助産師として働く中で最も感じるやりがいは、女性の人生の大切な瞬間に寄り添えることです。妊娠・出産・育児の過程で不安を感じる方々を支え、新しい命の誕生に立ち会うことで、毎日助産師になってよかったと思います。

助産師の資格を持っていると、産科病棟だけでなく、新生児集中治療室や婦人科病棟でもその知識や経験を活かせます。保健センターでの勤務や性教育の活動、助産院での自然分娩のサポートなど、さまざまな働き方が可能です。さらに、助産師には開業権があり、開業している助産師も多くいます。多様なキャリアパスがあるのも助産師の魅力の一つです。

まとめ

・助産師になるには、1〜2年の養成課程で専門知識やスキルを学ぶことが必要

・助産師の魅力は、女性の大切な瞬間に寄り添えること。産科病棟勤務だけでなく、助産院の開業など多様な働き方が可能

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