【体験談】看護師資格を活かして副業ベビーシッターに

共通看護
2025.06.24
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副業に興味はあるけれど、「何ができるのか分からない」と思っている方も多いのでは?看護師として働く日々の中で将来の働き方を考えたとき、私が出会ったのが「ベビーシッター」という選択肢。看護師資格を活かして、病院勤務と両立できる副業に挑戦することにしました。マッチングサイトへの登録や自治体への届出など、実際にベビーシッターを始めるまでの体験をリアルにお伝えします。

1. ベビーシッターを選んだ理由

副業を探していたとき、「もしかしたら、自分にもできるかもしれない」と思えたのがベビーシッターでした。これまで私は、NICUや産婦人科、保健センターで勤務してきました。子どもや保護者との関わりは日常の一部であり、自然と「もっと子どもに寄り添える仕事がしたい」と感じていました。


さらに、将来的には地域で助産院を開業したいという思いもありました。ただ、乳児だけでなく、少し大きくなった子どもたちにも対応できるようになっておきたいと感じたことや、助産院一本では収入が不安定になる可能性があるという現実的な課題もありました。だからこそ、看護師資格やこれまでの経験を活かしながら、地域の家庭と直接つながれるベビーシッターという働き方に惹かれました。

2. ベビーシッターデビューまでのステップ

1.マッチングサービスへの登録

副業としてベビーシッターを始めようと決めた私は、まずマッチングサービスへの登録から始めました。さまざまなマッチングサービスがあります。マッチングサービスにはさまざまな種類があり、料金体系やサポート内容、利用者の層も異なります。登録時の審査基準もサービスごとに異なります。

以下のような審査が一般的です。

  • ・本人確認書類の提出
  • ・保有資格の証明書の提出
  • ・サービス提供にあたってのガイドラインの理解・研修
  • ・筆記試験やビデオ面談など

子どもを預かる仕事である以上、信頼性が重視されていることをあらためて感じました。こうした審査を通して、保護者が安心して依頼できる環境が整えられているのだと思います。

ベビーシッターとしてマッチングサービスに登録する際の資格要件は、サービスによって異なります。無資格でも登録できるサービスもある一方で、看護師や保育士、保育関連の研修修了者など、一定の資格や研修を条件としているサービスもあります。

2.自治体への届出

マッチングサービスへの登録とは別に、実際に保育を行う場合には、児童福祉法に基づき「居宅訪問型保育事業」として自治体への届出が必要です。

届出に必要な書類には以下のようなものがあります。

  • ・保育事業開始の届出書
  • ・保有資格の写し
  • ・賠償責任保険などへの加入状況を示す書類

自治体によっては、届出時に研修の受講が必要な場合や、年に一度の活動報告が求められることもあるので、事前の確認が必要です。

こうした手続きは、個人では少し不安に感じることもあるかもしれませんが、マッチングサービスによっては、届出に関する書類の案内やサポートをしてくれる場合もあります。

実際に私も、案内を見ながら必要な書類を揃え、スムーズに届出を終えることができました。

3. ベビーシッターの仕事内容

ベビーシッターの仕事は「子どもと一緒に過ごすだけ」ではありません。「安心して預けてもらえる存在」になるための仕事が、保育の前後にもたくさんあります。

まず大切なのが、保育を始める前の事前ヒアリング。保護者の方と直接やりとりをして、お子さんの性格や生活リズム、好きな遊び、アレルギーの有無などを詳しく確認します。「こうしてくれると助かる」という細かい希望も、一つひとつ丁寧に聞くようにしています。保護者の方が不安なく預けられるようにするこのやりとりは、信頼関係の土台になります。

保育中は、そのご家庭ごとに希望される内容に合わせて柔軟に対応します。保育が終わった後には、その日の様子を記録し、保護者の方に丁寧に報告することも欠かせません。こうしたやりとりが、保護者の安心感につながるのだと感じています。

4. ベビーシッターになる前に感じていた不安

「育児経験がない私に、本当にできるのかな?」

ベビーシッターの魅力は、自分に合った条件で働けることにあると思います。訪問するお宅や子どもの年齢、働く時間帯もすべて自分で選べるからこそ、自分が安心して対応できる範囲から少しずつ始めていくことができます。

「保育のプロではないけど需要はあるのかな?」

保育士ではない私に、ニーズがあるのかと疑問に感じていました。保育士ではないけれど、看護師・助産師としての知識や経験があるからこそ、赤ちゃんのケアには自信がある。それは、保育士とはまた違った視点で、家庭に安心感を届けられる自分だけの価値だと思えるようになりました。

「田舎では需要がないのでは?」

地方ではベビーシッターという働き方自体があまり知られていないのではないかと思ってましたが、地方でもベビーシッターのニーズは確実に存在していることがわかりました。地方だからこそ、「一時的でも頼れる存在」を求めているご家庭は少なくないと感じています。

【まとめ】

  • ・看護師資格はベビーシッター活動でも強みになる
  • ・柔軟な働き方ができ、自分に合った範囲からスタート可能
  • ・マッチングサービスならサポート体制も整っている

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