在宅でのケアは病院と異なりさまざまなケア物品が揃っていないことが多いです。わざわざ物品を購入してもらうとお金がかかるので身近なもので代用できると良いですね。この記事では在宅で寝たまま洗髪をするときに準備しておきたいもの洗髪のポイントをご紹介します。
1.準備しておくと良いもの
洗髪をするときは以下のものを準備しましょう。
・ゴミ袋やレジャーシート
・大きめおむつやパットもしくは吸水シート
・バスタオル
・タオル
・大きめのペットボトル
・小さめのペットボトル
・バケツ
・シャンプー、コンディショナー
・ドライヤー
上記に挙げたものの中には病院で洗髪するときに使用しているものもあると思います。在宅ではケリーパットが準備できないことが多く、代わりにおむつやパットなどに頭を洗って湯を吸わせます。1回のシャンプーでそこそこの量の湯が必要になります。おむつやパットは数枚準備しておいた方が良いでしょう。
ベッドや患者さんの衣服を濡らしては大変なので、ゴミ袋やレジャーシートなど水が染み込まない素材のものを一番下に敷いて汚染を予防します。 ペットボトルは頭を洗う湯を入れて使います。大きめのペットボトルに湯を入れておいて、小さめのペットボトルに補充しながら使うのも1つですし、バケツに湯を汲んでおいて補充しながら洗うのも良いでしょう。
2.洗髪のポイント
在宅で寝たまま洗髪をするときに気をつけたいポイントを3つ紹介します。
①シャンプーをたくさんつけすぎない
せっかく洗髪するのだからシャンプーをたっぷりつけて洗ってあげたいと思うかもしれません。しかし、一度にたくさんの量のシャンプーを使うと泡が流れきらないということもあります。意外と少量のシャンプーでも泡立つので量には気をつけた方が良いでしょう。
②何回かに分けて洗う
一度シャンプーしただけでは汚れが落としきれないこともあります。一度に洗おうとすると大変なので何回かに分けて洗うと良いでしょう。また汚れが付いていたり、髪の毛が絡まっているところなど気になる部分だけを何度かに分けて洗うのも良いですね。
③おむつやパットを何枚か準備しておく
髪の毛をあらった湯を吸わせるのにおむつやパット、吸水シートを使用します。髪の毛を洗うのに1.2枚では不十分です。ケアの途中でおむつが吸水出来なくなることも。吸水できなくなる前に交換用のおむつやパッドを手の届くところに何枚か準備しておきましょう。
【まとめ】
・在宅では物品が完全に揃っていないことも。身近にあるものを使ってケアを行います。
・ベッド上で髪の毛を洗うときは限られた量の湯や物品を使って効率よく洗髪しましょう。