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共通看護
2023.12.27
これでずれない!包帯を巻くポイント


傷の止血や保護、固定のために使う包帯。医療現場だけでなく日常生活でも使う機会がありますよね。巻きたい箇所に上手く巻けなかったり、ズレてしまって傷が見えてしまった経験はありませんか?特に関節部分や太さが違う箇所に巻くのは大変です。そんなときにずれない包帯の巻き方のポイントを紹介していきます。

包帯とは?

包帯は、捻挫や怪我をした際に固定や保護、止血のために巻くものです。
巻く場所や目的によって、伸縮性のある包帯やネット型、弾力性のある包帯など様々な種類があります。
包帯は、ロール型が一般的なので今回は、ロール状の包帯を上手く使えるポイントを紹介します。

持ち方

ロール状になったものを利き手に持ち、包帯の先端を反対の手で持ちます。 包帯の先端を身体に固定して、ロール状の包帯を身体に沿わせて巻いていきます。

ポイント1 指の先側(末梢側)から身体の中心側(中枢側)へ巻く

包帯を巻く順序は、指の先側(末梢側)から身体の中心側(中枢側)へ巻きます。
血液が身体の先端にうっ滞してしまうことを予防するためです。 包帯を巻いた先が浮腫んでしまったり、痺れてしまうことがあるため、指先の色や温かさ、痺れや痛みが無いかの確認が必要です。

ポイント2 包帯が緩まないよう斜めに巻く

せっかく包帯を巻いたのにすぐに取れてしまうという経験はありませんか?
巻きなおすには一度包帯を全て取り、ロール状にし無ければならないので時間がかかります。
身体を動かしても包帯が取れにくくするために包帯を1/3~1/2程度重ねながら斜めに巻くことが大切です。 斜め上斜め下に巻くことを交互に繰り返し、八の字に見える巻き方をすることで体にフィットし、包帯が取れにくくなります。

ポイント3 関節部は交互に巻く

肘や足首、膝などの関節に包帯を巻く際には関節から巻いていきましょう。
肘を巻く際には、包帯の先端を肘に当て、手側と上腕を交互に巻いていきます。 関節の動かしづらさ、圧迫感を感じにくく取れにくいです。

【まとめ】

1.包帯は、怪我の止血や保護、固定に使う。

2.持ち方は、ロール状が利き手、先端が反対の手で包帯を添わせるように巻く。

3.血流がうっ滞予防のために指の先側(末梢側)から身体の中心側(中枢側)へ巻く。

4.包帯を緩みにくくするには、斜めにまくことが大切 5.関節は交互に巻くことでフィットする。

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