観察・患者対応
業務は患者の命に直結するため、慎重さが必要です。薬が床に落ちたり口内に残ることを防ぐため服薬状況を確認することが大切です。
又、飲み込みやすいよう適切な水分摂取や服薬ゼリーの使用の検討をすることも大切です。
そして、PTPシートの誤摂取を避けるため一包化がおすすめです。一包化できない場合は薬剤もあるので薬剤師とも連携していきましょう。
在宅
認知症とせん妄の違いは、認知症は進行的で持続的な症状があり治療が難しい反面、せん妄は一時的な混乱で改善可能です。
高齢者が在宅でせん妄になる原因は、身体の変化、認知機能の低下、社会的孤立、環境の変化、薬の使用など。
家族や介護者は定期的な健康チェック、服薬管理、環境整備、社会的活動の促進に注意し、安心な環境を提供することが重要になります。
共通看護
医療現場だけでなく日常生活でも使う機会がある包帯。巻きたい箇所に上手く巻けなかったりズレてしまって傷が見えてしまった経験はありませんか?特に関節部分や太さが違う箇所に巻くのは大変です。そんなときにずれない包帯の巻き方のポイントを紹介していきます。包帯を上手く使い、医療現場だけでなく日常でも臨機応変に使えるように巻き方をマスターしましょう。
呼吸器内科
呼吸器疾患では熱情報や呼吸異常、血液データが重要です。呼吸回数・音に異常があれば比較・分析が必要。白血球数・CRPで感染兆候を、血液ガスデータで治療調整されます。レントゲンやCTは視覚的異常を発見できます。患者さんの画像と症状を結びつけてみていくことがポイントです。
物品
入院している患者さんには様々な感染症を持っている人がいるので他の患者さんに移さないように感染対策が重要です。
何度も行っていてもしばらく防護具の着脱をしていないと忘れてしまい、先輩に聞きずらいという経験はありませんか?
防護服の付け方、外し方で病原菌を広げてしまう可能性があるので正しい知識を持って対応していきましょう。
物品
車椅子は自走式と介助式の2つの動力タイプがあり、利用者の身体状態に応じてスタンダード、モジュール型、リクライニング型の3つの主要な種類が存在します。自走式は利用者自身が操作し、介助式は介護者が操作します。スタンダード型は身体機能が正常な人向けで、モジュール型は筋力低下や麻痺のある人に適しています。リクライニング型は不安定な全身状態の人向けで、ティルト型は臀部のズレを防ぎつつ背もたれとフットサポートの角度を調整できます。車椅子選択は利用者のニーズや移乗操作、介助度合いを考慮しましょう。
精神科
幻覚妄想状態の患者さんの看護は次の通りです。安全のために自傷他害を予防します。幻覚・妄想は実在と異なり、その患者さんしか体感していない症状です。自分と他者の区別がつかなくなっている患者さんに対して、現実と接点が持てるようにします。患者さんが感じていることを知る必要があります。患者さんにとっては事実であるということを認める関わりが大切です。
呼吸器内科
SPO2モニターはLEDライトと皮膚を通過する受容部で信号と脈波を測定します。装着時は皮膚損傷に注意が必要です。
そして、装着場所は指以外でも選択肢があります。耳や額での測定も可能です。測定位置が変われば患者のQOL向上に寄与します。
共通看護
1.バイタル測定・肛門内を確認 2.必要時摘便 3.浣腸駅注入 4.排泄介助5.便の確認・バイタル測定をします。1回の浣腸で最大限に効果を発揮できるよう、浣腸液注入前の観察や、摘便をすることがコツ。患者さんと会話をしながら、気分不快の有無を確認し、安全に行いましょう。1回の浣腸で最大限に効果を発揮できるようにしよう!