拘縮のある患者さんのケアで「腕が伸びなくて血圧計が巻きにくい!」「股が広げられなくておむつ交換がやりにくい!」など困ったことはありませんか。拘縮のある患者さんのケアは難しいものです。うまく緊張をほぐして、患者さんに負担の少ないケアができるよう考えてみましょう。
呼吸状態が悪くなった患者に行われる治療のひとつNPPVこと通称ニップ。病棟でもたまにしか見かけないという病院も少なくない非侵襲的人工陽圧換気療法。「鼻や顔のマスクだということはわかるけどどんな患者が対象?」「非侵襲的ってどういう意味?」「NPPVはどんなメリットや効果があるの?」とわからなくて困った場面。
患者さんの状態が急変し、急いで12誘導心電図を取らなければならない場面に遭遇したことはありませんか?
12誘導心電図の繊細な作業に苦手意識を持つ方も多いかと思います。しかし、正しいポイントを押さえれば、スムーズに行うことができます。今回は、そのポイントをお伝えします。
ドレーンは、体内に溜まった血液や膿、空気などを排出するために留置されます。
複数のドレーンが入っていたり、患者さんの体動が多かったりすると何かの拍子に抜けてしまうのではないかと不安になりますよね。
ドレーン管理では、排液の量や性状の観察に加えて、事故(自己)抜去の予防が非常に大切です。
今回は、予期せぬドレーン抜去を予防するためのポイントについて紹介します。
点滴からドレーン、人工呼吸器などスパゲッティ症候群状態になった患者さんへの清拭はICUや急性期病棟ではよく見かける光景です。そんな患者さんの清拭、正直戸惑ったりしませんか?更衣や清拭時にはルートの付け外しもありリスクを伴う上、皮膚状態を観察をしつつ清潔を保ち、バイタルサインを変動させないよう安全に行わなければなりません。
今回は私が実際に行っていた重症患者さんの清拭時のポイントをお伝えします。
認知症には脳の細胞が壊れることによって起こる記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下などの中核症状と呼ばれるものがあります。中核症状があるため、周囲で起こっている現実を正しく認識することができず、時として、暴言や暴力をふるう患者さんの対応することもあると思います。暴言や暴力には病気によるものだと分かっていても戸惑ってしまうこともありますよね。適切な対応をすることで興奮した患者さんを落ち着かせましょう。
高齢者が入院すると、数日であっても「下肢筋力が低下し歩きにくくなった」という経験を多くの方がされていると思います。
歩くことがままならなくなると、転倒の危険性は一気に高まりADLも急降下します。
そうならないために、ベッドサイドでバランスボールを使って簡単にできる運動をお伝えします。
治療のために患者さんに使用する点滴。準備や実施は看護師が行うことが多いです。あなたは点滴のルート内に気泡がもし入ってしまった時どうしていますか?意外と時間がかかる点滴の気泡の対応を短時間で行うコツを紹介します。
モアブラシを使った口腔ケアを始めたけれども、使ったあとの洗い方や保管方法、新しいものへの交換時期がわからないまま使用してしまっている場面もあります。口腔内の清掃に適したモアブラシの洗浄方法と保管方法、交換時期についてまとめました。