やさしい日本語は、相手に配慮して難しい言葉を簡単に言い換えたわかりやすい日本語のことです。日本語での会話ができる外国人の割合は高く、英語よりもやさしい日本語の方が伝わりやすいことがわかっています。この方法は、外国人だけでなく、子どもや高齢者、障がいのある方との会話にも役立ちます。今回は、やさしい日本語の使い方とその効果について、具体的な例を交えてご紹介します。
片麻痺のある患者さんで身体の傾きが強く、ベッドから車椅子への移乗介助で怪我をさせてしまいそうになったことはありませんか。
車椅子の配置や介助者の立つ場所は、患者さんの身体特性を把握しておく必要があります。初めて担当する患者さんであっても安全に移乗動作を介助できるための重要ポイントを解説します。
入院中に治療で必要な点滴。痛み、違和感があり患者さんにとっては苦痛が伴うので無意識に抜いてしまうことがあります。患者さんが点滴を抜いてしまうことを「自己抜去」といいます。もう少しで勤務が終わりというタイミングで自己抜去があり再留置をした経験がある方も多いと思います。そこで、点滴の自己抜去を防ぐ具体的な方法3選を紹介していきます。
一見、せん妄と不穏は似ているように感じますが少し状態が異なります。
せん妄は意識障害で、記憶や行動に問題があり、興奮状態に陥ることがあります。不穏は興奮し、穏やかでない状態を指します。
せん妄のケアでは、高齢者、認知症患者、眠剤使用者、脳血管疾患の既往がある人がせん妄になりやすいです。症状は可逆的であり、必要に応じて薬物治療の検討が必要です。
不穏では、認知症や精神疾患の人、環境の変化、病気、薬副作用が引き起こす可能性があります。興奮がおさまるよう傾聴や安全確保をし、必要時スタッフの交代も検討しましょう。
業務は患者の命に直結するため、慎重さが必要です。薬が床に落ちたり口内に残ることを防ぐため服薬状況を確認することが大切です。
又、飲み込みやすいよう適切な水分摂取や服薬ゼリーの使用の検討をすることも大切です。
そして、PTPシートの誤摂取を避けるため一包化がおすすめです。一包化できない場合は薬剤もあるので薬剤師とも連携していきましょう。
「よくある症状」と思われ、業務的に対応しがちな「便秘」。
本当は個々に原因があり、それによって援助も違うんです。
解っている様でついつい見逃してしまう便秘の原因とその援助について再確認してみましょう。
エンゼルケアは「その人らしさ」を大事にし、どのようなケアが必要か考えましょう。男性でも化粧をすることや必ずしも手を組む必要がないこと、顎を縛るのではなく枕と高くしてタオルを置いて調整しましょう。ご家族に希望を聞き、相談しながら、ときにはご家族にも参加してもらいケアするとよいですね。
心電図モニターアラームは設定次第でアラーム対応の頻度が格段に減ります。アラームが減ると、アラーム時はよりリスクのあるアラームなんではないかと認識できたり、患者ケアに集中できます。今回の3つのポイントは個別性があまりない例なので、実際にアラーム設定するて際は更に深く個別性を考えらアラーム設定をしてみてください!