患者さんに「死にたい」と言われてドキッとした経験はないでしょうか。看護師だとしても言われると不安になったり、混乱したりすると思います。患者さんは並みならぬ辛さを感じているのではないかと考えたり、「本当に死んでしまうのではないか」、「私に話してくれたのだから何とかしないと」と思ったりするかもしれません。そこで、今回は、「死にたい」と言われたときの看護のヒントについてお伝えします。
呼吸器科や救急の場面で遭遇する胸腔ドレナージ。患者の疾患によってドレナージの目的は異なり、観察項目が多岐にわたるため中には苦手と感じる方もいるのではないでしょうか。 今回は胸腔ドレナージの仕組みに焦点を当て解説します。
滅菌手袋を着用した手でうっかり患者さんに触れてしまった」「清潔、不潔の区別がわからない」「本当は無菌操作は苦手」と悩んでいる方へ。 ここでは無菌操作の目的と注意点について、手術室やカテーテル挿入の場面にポイントを絞って解説していきます。
患者さんに尿検査を依頼したものの尿量が少なすぎて検査ができなかったり、氏名などの情報がにじんでいて読み取れなかったりということはありませんか?
尿検査にはいくつか注意しなければならないことがあります。患者さんにきちんとポイントを伝えられるよう把握しておきましょう。
口の中で張り付いた口蓋苔を剥がそうとして出血させてしまった、喉でゴロゴロしている痰を吸引で取ろうとしたら出血させてしまった、そんな経験はありませんか?
口腔ケアや吸引は自力喀痰できない患者にとって不可欠ですが、苦痛の大きい処置のひとつです。このケアが上手くできれば患者さんに安心を提供することができます。
そんな時の強い味方、モアブラシです。 今回はモアブラシを用いたマッサージから口腔ケアと自力喀痰を促す技術をお伝えします。
入院中の患者さんが治療の際に使う薬の中には微量を時間をかけて投与する薬もあります。そのような時に使うシリンジポンプ。普段、使う機会が少ないと分からなくなりますよね。そんな時に役立つシリンジポンプの使い方とポイントを紹介していきます。
膀胱留置カテーテル留置時、尿の排出が滞る可能性があります。カテーテルの屈曲、閉塞、畜尿バッグの位置が膀胱より上にあることが原因となります。対応として、カテーテル位置の調整と畜尿バッグの下部配置があります。また、フォーレ再挿入や膀胱洗浄も検討されます。感染予防のため医師の指示に従い適切な器材を使用が必要です。
患者自己抜去時は速やかな対応が必要です。再挿入が必要な場合があります。
尿漏れの場合、原因は屈曲や閉塞だけでなく、カテーテルの太さが不適切なことも。分析し、固定位置変更や太さ調整、再挿入などの対応を検討しましょう。
柄付きくるリーナブラシはヘッドに球状に軟らかいブラシが付いています。歯ブラシのように使えますが、口当たりがソフトなため、口腔ケアに抵抗が強いかたに適しています。
モアブラシは軟らかい毛が球状についています。吸着性が良いため口腔内乾燥や汚染が強い方の口腔ケアに適しています。
これらのブラシは球状で、口腔内の形状に沿わしやすいです。また柄の先が曲げられるため、口腔内で無理なくブラシの方向が変えられます。しなりがありマッサージやストレッチなど口腔リハビリも適しています。
手動血圧計は非常に精度が高く信頼性があり、自動血圧計が不適切な場合に使用されます。水銀血圧計やアネロイド血圧計などがあり、構造がシンプルで故障が少ない特長がありますが、測定にはスキルが必要であり、日常的なモニタリングには向いていません。一方、自動血圧計は患者が自宅で使用するのに便利で、簡便かつ効率的な測定が期待できます。腕式と手首式があり、手首式は携帯性が高いものの、やや誤差が生じる可能性があります。腕式の方が正確で信頼性が高いです。患者の状態や使用状況に応じて適切な血圧計を選択する際には、使い勝手や簡便性を検討するとよいでしょう。