NPPV(Non-invasive Positive Pressure Ventilation:非侵襲的陽圧換気)は、呼吸を補助するための重要な機器です。食事中や寝返りの際にマスクがずれたり、空気が漏れたり、また長時間の装着によって皮膚トラブルが発生することがあります。今回は、これらの問題に対する具体的な解決方法をご紹介します。患者さんの快適さと安全を守るためのポイントを詳しく説明します。
NPPVとCPAP、同じマスクタイプの非侵襲的陽圧換気でも使用方法や対象が大きく異なります。NPPVとCPAPはどの疾患が対象なのか、明確に理解できていない方も多いのではないでしょうか。今回は、この2つの違いと適応について詳しく解説させていただきます。
患者さんの状態が急変し、急いで12誘導心電図を取らなければならない場面に遭遇したことはありませんか?
12誘導心電図の繊細な作業に苦手意識を持つ方も多いかと思います。しかし、正しいポイントを押さえれば、スムーズに行うことができます。今回は、そのポイントをお伝えします。
ドレーンは、体内に溜まった血液や膿、空気などを排出するために留置されます。
複数のドレーンが入っていたり、患者さんの体動が多かったりすると何かの拍子に抜けてしまうのではないかと不安になりますよね。
ドレーン管理では、排液の量や性状の観察に加えて、事故(自己)抜去の予防が非常に大切です。
今回は、予期せぬドレーン抜去を予防するためのポイントについて紹介します。
胸腔ドレナージでは、必ず呼吸性移動の観察が必要になります。胸腔ドレナージが入った当初はしっかりと呼吸性移動があったもののがだんだん無くなっていくこともあります。なぜそのようなことがおこるのかについて今回ご説明します。
糖尿病や薬剤投与の影響で、血糖測定が必要な患者さん。指から血糖測定のための針を指しても血液が出てこなかったことはありませんか?何度も血糖測定をしていると徐々に指の皮膚は厚く固くなっていくので針が入りにくいのです。そこで、指からの血糖測定で測定に必要な血液が出てくるようにするポイントと手技を紹介します。
悪性リンパ腫の2回目の化学療法中の患者。既往に糖尿病があります。
本日は3日目の治療で、トレアキシンを含む抗がん剤の投与が予定されています。
前投薬の点滴を初めて数分後患者さんから、「点滴のところが今も少しピリつくね。でも昨日同じことはあったし大丈夫だよ。」とお話されました。さてあなたはどのようにアセスメントし、どう対応しますか?
がん治療によく用いられる化学療法。投与には準備からレジメンの遵守、投与時の注意点、そして副作用まで理解が必要です。今回はこれらをわかりやすくまとめました。
患者さんが突然「胸が痛い」と訴えたときどうしますか?急変の場面ではどうすればいいか分からなくなった経験がある方も多いと思います。胸痛が起こった時の観察点は顔面蒼白がないか、意識レベルはどうか、どんな痛みか、どこが痛いか、どのくらい続いているか、胸痛以外の付随している症状を観察します。そして安楽な姿勢をとらせ、バイタルサインを測定する(脈が触れるか確認する)血圧が低ければ下肢挙上、呼吸が苦しい場合は頭部挙上、側臥位を行う。意識がないときは気道確保し心肺蘇生、周りの助けを呼びます。院内放送やコードブルー要請、もし外であれば救急車を呼びます。