がん治療によく用いられる化学療法。投与には準備からレジメンの遵守、投与時の注意点、そして副作用まで理解が必要です。今回はこれらをわかりやすくまとめました。
患者さんが突然「胸が痛い」と訴えたときどうしますか?急変の場面ではどうすればいいか分からなくなった経験がある方も多いと思います。胸痛が起こった時の観察点は顔面蒼白がないか、意識レベルはどうか、どんな痛みか、どこが痛いか、どのくらい続いているか、胸痛以外の付随している症状を観察します。そして安楽な姿勢をとらせ、バイタルサインを測定する(脈が触れるか確認する)血圧が低ければ下肢挙上、呼吸が苦しい場合は頭部挙上、側臥位を行う。意識がないときは気道確保し心肺蘇生、周りの助けを呼びます。院内放送やコードブルー要請、もし外であれば救急車を呼びます。
インスリンはいくつか種類があり、効果の出方もさまざまです。注射のタイミングや特徴が異なるので、まずそれを頭に入れなければいけません。処方がでているから何となく打っているというのは危険です。きちんと理解した上で患者さんに関わりましょう。また保存方法や施行時の取り扱い方法も気をつけなければなりません。わからないときは薬剤師に確認しましょう。
カルテには多くの情報が詰まっています。すみからすみまで全部をみて理解し患者さんのケアにあたればよいのですが、患者さんの人数、疾患、タイムスケジュール色々な状況を考えると全ては難しい。 今回は血液内科の患者さんのケアにあたる場合に必ず押さえたいバイタル等の情報となぜ必要なのかをお伝えします。
呼吸器疾患では熱情報や呼吸異常、血液データが重要です。呼吸回数・音に異常があれば比較・分析が必要。白血球数・CRPで感染兆候を、血液ガスデータで治療調整されます。レントゲンやCTは視覚的異常を発見できます。患者さんの画像と症状を結びつけてみていくことがポイントです。
幻覚妄想状態の患者さんの看護は次の通りです。安全のために自傷他害を予防します。幻覚・妄想は実在と異なり、その患者さんしか体感していない症状です。自分と他者の区別がつかなくなっている患者さんに対して、現実と接点が持てるようにします。患者さんが感じていることを知る必要があります。患者さんにとっては事実であるということを認める関わりが大切です。
SPO2モニターはLEDライトと皮膚を通過する受容部で信号と脈波を測定します。装着時は皮膚損傷に注意が必要です。
そして、装着場所は指以外でも選択肢があります。耳や額での測定も可能です。測定位置が変われば患者のQOL向上に寄与します。
突然やってくる急変対応。気管挿管はスピードが求められる処置です。
だからこそ準備のポイントを知り、環境調整が万全の状態で行えるように日頃からイメージしておくことが大切です。看護師の介助のスキルでリスクを回避することができるんです。
輸血を実施するためには事前の準備が大切です。スムーズに輸血を実施するためには、同意書の確認、副作用症状出現事の準備確認、輸血の素材に合わせ点滴セットを使用しましょう。輸血セット接続時輸血バックは破れやすいため準備台で平らな場所で輸血セットを接続しましょう。