尿の色には、身体の異変を知らせる大事なサインが隠れていることもあります。
脱水、感染、薬剤の影響、肝機能障害など――。
特に「濃縮」「混濁」「褐色」「紫」など、判断に迷いやすい尿の色は、的確な観察と報告の視点がカギになります。
今回は、尿の色から読み取れるサインと、それに対応するケアとアセスメントのポイントについてお伝えします。
呼吸が苦しそう…すぐ酸素を上げればいいのかな?
臨床でそんな場面に出くわして、指示された酸素投与が変更された経験はありませんか?
でも、酸素投与だけで本当に大丈夫でしょうか?
実は、そんなとき呼吸理学療法を知っていれば、看護師としてできることがもっと広がります。
今回は、“呼吸理学療法”の基本と実践での活かし方をわかりやすくお伝えします!
人工呼吸器とネーザルハイフロー。見た目も使い方も違うこの2つ。呼吸を管理するという共通目的の医療機器ですが「何が違うのか」を一言で説明するのは案外難しいものです。そんな人工呼吸器とネーザルハイフローの違いを、今回は「呼吸仕事量」という視点から整理してみます。
呼吸療法中の患者を前に、「この機械、何のために使ってるんだろう?」と感じたことはありませんか?ネーザルハイフローやNPPVなど、見た目は似ていても治療目的や看護ケアの注意点が大きく異なるものがあります。ここでは、NHFとNPPVの違いについて解説しますので正しく理解し、安全な看護にしましょう。
ネーザルハイフローとは「高流量鼻カニュラ酸素療法(high-flow nasal cannula oxygen:HFNC)」のことで、呼吸状態が不安定な患者さんに用いられる酸素療法の一つです。
ハイフローセラピーとも呼ばれ、鼻カニュラを使用して加温・加湿した高流量の酸素を投与することで、呼吸状態の改善を図ります。
この記事では、ネーザルハイフローの基本的な適応と、禁忌について紹介します。
ネーザルハイフローは、呼吸不全の患者さんに高濃度の加湿・加温酸素を届ける画期的な治療法です。ただし、快適かつ安全に使用するためには、こまめな確認とちょっとした工夫が欠かせません。今回は、現場でよくある悩みを解決するポイントをまとめました!
ネーザルハイフロー(NHF)は、高流量の加温・加湿酸素を鼻カニューレで投与する酸素療法です。気道の加湿ができるため分泌物の除去をサポートしながら患者の呼吸状態を改善するメリットがあります。NHFのケアには適切な観察とケアが求められるため、「患者の観察項目」と「機械の観察項目」に分けて解説したいと思います。今回は「機械の観察項目」とその理由を詳しく解説します。
ネーザルハイフロー(NHF)は、高流量の加温・加湿酸素を鼻カニューレで投与する酸素療法です。気道の加湿ができるため分泌物の除去をサポートしながら患者の呼吸状態を改善するメリットがあります。NHFのケアには適切な観察とケアが求められるため、「患者の観察項目」と「機械の観察項目」に分けて解説したいと思います。まずは、①として患者の観察項目とその理由を詳しく解説します。
NPPV(Noninvasive Positive Pressure Ventilation:非侵襲的陽圧換気療法)は、鼻や口をマスクで覆って陽圧換気を行い、呼吸を補助する治療法です。
気管内挿管や気管切開を伴う呼吸器療法に比べると、コミュニケーションが取りやすく、飲食ができるなどのメリットがあります。
一方で、誤嚥や皮膚トラブルといった合併症を起こすおそれがあり、患者の様子を注意深く観察する必要があります。
この記事では、患者が安全にNPPVを使用するための観察項目を5つ紹介します。