実習で実施する機会が多い「洗髪」。洗うことに集中しすぎて、観察や声かけを忘れていませんか。
洗髪中は周囲の様子が把握しにくいため、進行状況がわからず不安に感じる患者さんもいます。
この記事では、洗髪の目的や効果、安心してケアを受けてもらうためのコツについて紹介します。
看護実習中、患者さんとの会話が続かず、気まずい沈黙に耐えられなくなった経験はありませんか?「何か話さなきゃ」と焦るあまり、毎日天気の話ばかりで、結局何もできなかったと落ち込む……。今回はそんな私の学生時代の苦い経験が、実は患者さんの心を支えていたと知った時のエピソードをお話しします。
患者さんは元気に歩いているし、息苦しさも訴えていない。だから呼吸状態は問題ないはず……。バイタルサインの中でも、呼吸数はついつい優先順位を下げたり「いつも通り」と決めつけてしまいがちではありませんか。目に見える異変がないからこそ、数値に隠されたサインを読み解くアセスメントが求められます。看護学生時代、怖い指導看護師への報告を優先し、患者さんの真の姿を見落としていた私の苦い経験から、看護の観察眼の深さを振り返ります。
慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉の問題で、
「労作時に息が苦しい → 酸素が足りない → 酸素流量を増やす」
と考えを選んでしまった経験はありませんか。
実際、この第107回午後63問は、典型的な“ひっかけ問題”です。
しかし問われているのは、酸素投与そのものではなく、COPD患者の息苦しさの“原因”をどう捉えるかという視点。
なぜ「 酸素流量を増やす」を選びたくなるのか、そしてなぜ不正解なのかを、病態から整理していきましょう。
脳梗塞の高齢者で「口の中に食べ物が残る」と聞くと、「一度に食べる量が多いのではないか」という考えからつい食事量を減らせば良いと判断してしまう人は少なくないでしょう。
口腔残渣が起こる原因は、食べる量だけでなく、嚥下機能の低下や咀嚼能力の問題などさまざまな要素が関係しています。ここで問われているのは食べる量の検討ではなく、口腔残渣が起こる原因をどうアセスメントするかという視点です。嚥下の仕組みを理解したうえで、残渣の原因に応じた対応が重要となります。
小児実習は、成人や老年実習とは違い、何を看護ケアとして関わればよいのか迷いやすい実習です。退院までの期間が短く、計画を立てる時間がなかったり、付き添いの家族がケアを行っていたりすると、「何もできなかった」と感じてしまうこともあります。
これは、小児実習で立ち止まってしまった学生時代の体験を今の視点で振り返った記録です。
在宅看護実習で担当したがんターミナルの患者さんとその家族。在宅看護では、患者さんだけではなく、介護をしている家族支援も重要です。看護学生の私は介護疲れの家族へどのような言葉がけをすれば良いかわからず悩みました。在宅の現場に身を置き、多数のターミナル事例に関わってきた今ならわかる気がします。今日は在宅看護における家族の疲れた心への寄り添い方をお話ししたいと思います。
学生の頃、老年看護の実習で高齢患者さんの食事介助に関わりました。教科書通りのポジショニングを行い、私はそれで十分だと思っていました。しかし看護師として働くなかで、教科書通りのポジショニングを行うことが正解ではなく、患者さんそれぞれの疾患や体格などに合ったポジショニングを考える必要があることに気づきました。当時を振り返り、食事介助時のポジショニングの工夫について考えてみたいと思います。
実習中、患者さんの治療が突然変更になり、戸惑った経験はありませんか。
私は、血液内科の実習で、悪性リンパ腫の患者さんを受け持った際、治療内容が変わった理由を理解できないまま、立ち尽くしてしまいました。患者さんの不安を前に、何もできない自分が情けなくなったことを今もしっかりと覚えています。今回は、そんな苦い経験から学んだ「学生だからこそできる向き合い方」をお話しします。