看護師として勤務していて自分が得意だな、好きだなと思うケアはありますか?
みんなが苦手だな、嫌いだなと思うケアが案外得意かもと思った経験があるのではないでしょうか? 今回、3人の看護師が自分の得意な看護ケア、苦手な看護ケア、苦手を克服する方法について聞いてみました。
【議題】
看護師として勤務していて自分が得意だな、好きだなと思うケアはありますか?
日々、看護師として勤務していて得意なケア、苦手なケアはありますか?
大多数が苦手と答えるようなケアが私は得意かも、好きかもと密かに思った経験はありますか?
人は嫌うけど自分の得意な看護ケアについて話し合いましょう。
【座談会メンバー】
Aさん(大野さん)
看護師歴:24年 病院・重度身体障害者施設を経験。現在クリニック勤務。
Bさん(真瀬さん)
助産師歴7年、総合病院NICU、産科を経験。現在は保健センター勤務
Cさん(りんさん)
看護師歴7年、コールセンターを経験。現在小児訪問看護ステーション勤務。
Q. 人は嫌うけれど自分は得意だなと思う看護ケアはありますか?
看護師A
看護師たちに好きなケア、苦手なケアについて尋ねてみると、好きな業務は清潔ケアや採血や点滴、苦手な業務は排泄関係や急変対応、そして採血や点滴だそうです。意外と、好きな業務と苦手な業務は似ていますね。
看護師B
私は助産師としてNICUや産科で働いています。保健指導や資料作成、NICUで使うテープを正確にカットする細かい作業が得意です。逆に苦手なのは点滴や採血。患者さんの年齢が自分と近いと、プレッシャーを感じてしまいます。
看護師C
私は清潔ケアや採血、点滴が得意です。ただ、おむつ交換や記録作業のような淡々と進める業務は苦手です。患者さんとコミュニケーションを取りながらできることや、やりがいを感じることが大事ですよね。
Q. 得意、苦手な業務をスムーズに進めるために工夫していることはありますか?
看護師B
資料を用いた説明が苦手でしたが、何度も繰り返すことで慣れて、今ではスラスラ説明できるようになりました。やっぱり、経験が大切ですね。
看護師A
私は点滴が苦手ですが、ルーティンを決めて心を落ち着かせています。使うものを順番に並べることで、苦手意識が薄れてきました。達成感ややりがいを感じることが大切だと思います。
看護師の業務は働く場所や診療科によって大きく異なりますが、それぞれの得意・苦手を理解し、工夫をしながら頑張っています。自分に合った方法を見つけて、看護の幅を広げていきましょう。