採血血管が見えない原因①高齢者の場合

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2025.03.20
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高齢者の血管が見えにくい原因として、皮膚や血管に特徴があります。高齢者は皮膚に皺があったり、血管が細く動きやすかったり採血しにくい場合が多いです。採血に困った人も多いのではないでしょうか。今回は、高齢患者の採血でのコツを紹介します。

1.採血部位を温める
 

高齢者は皮膚の弾力が低下し、皮膚の皺が多いことから血管が見にくくなります。ホットパックや温かいタオルを用いて対象部位を温めることで、血管が浮き上がり、見えやすくなることがあります。

2.血管が動きやすい とき

高齢者の血管は弾力性が少なく、細くて動きやすいため、穿刺の際は皮膚をしっかりと引っ張りながら穿刺すると良いでしょう。決断し、穿刺するまで迅速に血管を確実に捉えることがポイントです。1人で皮膚を引っ張りながらシリンジを引くのが難しいときは、別のスタッフにシリンジを引くなど手助けしてもらうこともおすすめです。

3.使用する針の選択

通常22G(ゲージ)や23G(ゲージ)の針が用いられますが、高齢者の場合はより細い針を選ぶことで皮膚や血管の損傷を避けることができます。細い針は血管に優しく、採血時の不快感を軽減します。

4.真空採血管の使用を避ける

穿刺後、一時的に血液が引けてもすぐに止まることがあります。これは穿刺針が血管壁に触れることや、針が血管を完全に貫通してしまうことが原因の一つです。高齢者の血管は特に脆いため、吸引圧をかけ過ぎないように注意が必要です。血管が細い場合、真空採血管の強い陰圧に耐えられず、採血が困難になることもあります。そのため、真空採血管の使用を避け、シリンジを使った採血に切り替えることをお勧めします。

【まとめ】

・高齢者の採血時は、皮膚の弾力低下と皺で血管が隠れがち。温めて血管を浮かび上がらせましょう。
血管が細く動きやすいため、穿刺時は皮膚をしっかり引っ張り、迅速に行う。

・穿刺角度を変え、血管の側面からのアプローチが効果的。

・細い針の使用で皮膚や血管の損傷を避け、不快感を軽減。
・真空採血管の使用を避け、シリンジでの採血を推奨。

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