持続血糖測定器の取り扱いにおいて注意すべきポイント

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2025.07.23
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持続血糖測定器は従来の血糖測定器に比べ身体への侵襲もなく、比較的利用しやすい医療機器ですが、取り扱いに注意が必要な点がいくつかあります。皮膚にセンサーを貼り付けて使用するため貼り方や剥がし方に注意が必要で、皮膚トラブルも気をつけたほうが良いです。機械の誤作動も起こることがあります。この記事では、持続血糖測定器を使用する上で気をつけたいポイントをご紹介します。

1.持続血糖測定器の剥がし方

持続血糖測定器は腕に貼ってから2週間装着しておけますが、剥がすときに注意したほうが良い点があります。剥がすとき、無理に引っ張らないようにしましょう。センサーは皮膚にしっかり貼り付いているため無理に剥がすと皮膚を傷めてしまいます。粘着面に沿ってゆっくりと剥がすと良いでしょう。シャワーなどで濡らしてから剥がすと剥がしやすくなります。ベビーオイルやリムーバーを使用するのもオススメです。

2.皮膚トラブルの観察

センサーを剥がした後赤くなったり、痒みが出たりすることがあるので、剥がした後は優しく洗ってからしっかり保湿しましょう。とくに夏場は汗をかいて悪化しやすいので注意が必要です。長期間同じ場所に貼っていると皮膚が乾燥して痒みが出ることもあります。毎回センサーを貼る部位はずらすのが良いです。

3.センサーの剥がれに注意

持続血糖測定器は基本的には剥がれにくいですが、大量の汗をかいたり、着替えのときに服に引っかかって剥がれてしまったりすることがあります。ほかにもセンサーを貼る前に皮膚がベタついていたりすると剥がれやすくなるため装着前に皮膚をアルコールで拭きしっかり乾燥させましょう。

4.誤作動も起こり得る

装着の初日は数値が不安定になる場合があります。寝ている時などセンサー部位が下敷きとなり圧迫されていると誤った数値が出ることも。数値に違和感がある時は血液で測定する従来の測定器で確認するほうが良いかもしれません。不具合が続く場合はメーカーに問い合わせましょう。

【まとめ】

  • 1.持続血糖測定器は無理に剥がすと皮膚を傷つける恐れがあります。肌に優しい方法でゆっくり剥がしましょう。
  • 2.貼っている期間中の皮膚のケアや観察も気をつけましょう。
  • 3.センサーは剥がれてしまう場合もあります。正しい貼り方や取り扱いに気をつけましょう。
  • 4.持続血糖測定器は便利ですが誤作動が起こる場合もあります。よくある誤作動のパターンを知っておくと安心ですね。

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