おむつ交換は排便の状況、性状、皮膚の観察だけではなく、いかにきれいに交換できるかが看護師の腕の見せ所。 水様便がたくさん出ている状況を前にした時、いかにみなさんはどう工夫し切り抜けていますか?
STEP1
おむつを開いて状況確認したら一旦閉めて、自分を落ち着かせ覚悟を決めましょう。1人の場合は応援を呼び作戦会議、イメトレを行うことも必要です。
STEP2
汚染予防のため、おむつの下に何か敷く。
もし排泄物がおむつ内に留まっている場合、ディスポエプロン、おむつ、フラットシーツ、おむつパット、防水シーツなどしきましょう。特に臀部周囲からのわきもれが起きやすいので慌てず速やかにしきましょう。
STEP3
おむつを開けまず見える範囲で便を少なくする。
トイレットペーパー、テッシュで吸収。可能ならなら吸引を。カテーテルチップで吸引し、さらにこぼれないように周りをガーゼや新聞紙、おむつパットで囲むことも効果的です。
STEP4
おむつをしっかり開く。
おむつを開けたら、ギャザーもしっかり開き、少し足元に引きましょう。そうすると汚れは広がりにくくなります。ギャザーもしっかり開き、少し足元に引く。
STEP5
便をきれいに拭く&洗浄。
STEP4までできたら洗浄しましょう。側臥位にし、臀部を拭きながらフラットだけの状態にして洗浄するとシーツがよごれません。洗浄しきれいになったら新しいおむつをあてましょう。
STEP6
おむつ交換が終わったあとは周りが汚れていないか確認。
頑張っておむつを換えたとしても最後に残念な結果になることも。そんなときは潔くシーツを変えましょう。またベッド内排泄がある患者さんの場合、事前にラバーシーツを敷いておくことをお勧めします。
【まとめ】
おむつ交換は看護師のアイディアや腕の見せどころ。
・覚悟をきめ作戦を練る
・汚れ防止になるものをおむつの下に敷く。
・見える範囲の便を吸収、除去する。
・しっかりきれいにした後は周りに汚れが残っていないかの確認も忘れずに。