国家試験対策
「痔瘻と痔核は何が違うの?」「痔瘻は肛門を清潔にしていないから起こるの?」と疑問に思ったことはありませんか。第115回看護師国家試験では、病態や治療に関する問題が出題されました。痔瘻と痔核を混同した受験生も多かったのではないでしょうか。痔瘻は清潔不足によって起こる病気ではなく、肛門腺を起点とした細菌感染が主な原因です。今回は国試問題を通して、痔瘻ができる仕組みと患者さんへの看護を考えます。
観察・患者対応
術前は排尿に問題なく、術後の初回離床も終えてトイレまでの歩行は可能になった。しかし、バルーンを抜去してから数時間経過するものの、自尿が確認できない……。「もう少し待っても大丈夫かな?」と迷った経験はありませんか?自尿が確認できない場合は、尿が作られているのか、膀胱にたまっているのか、たまっていても排出できないのかを順番に考えることが大切です。この記事では、硬膜外麻酔の影響も含め、術後尿閉を見極める3つのポイントを解説します。
観察・患者対応
術後初回歩行では「どこまで歩けたか」に目が向きがちです。しかし距離より大切なのは、患者さんが安全に歩行できること。無理をすると、ふらついたり、力が入らなくなったりする可能性があります。この記事では、患者さんの余力を見極めながら初回歩行を進めるために、立ち上がる前から確認したい3つのポイントを解説します。
観察・患者対応
頻回のナースコールや決まった時間の呼び出しに「またあの患者さんか……」と感じたことはありませんか。しかし、その背景には患者さんなりの理由が隠れています。ナースコールが鳴る時間帯に意識を向けてみると、患者さんの生活リズムや困りごとに気づくきっかけになることがあります。すべてに共通の理由があるわけではありませんが、時間や頻度から症状の変化や心理に気づけることも多いです。この記事では、私が経験したことを交えて、ナースコールの裏に隠された真実に目を向けることの重要性についてお話ししましょう。
観察・患者対応
「患者さんの状態を把握したい……」などの思いから、患者さんばかりに目を向けていませんか?実は、患者さんの表情やバイタルサイン以外にも、患者さんの状態を知るチャンスがあります。患者さんの身の回りの環境に目を向けると、患者さんの体調や生活の変化に気付けるかもしれません。今回は、看護師なら思わず「あるある」と共感してもらえるようなベッドサイドから読み取れる患者さんのサインについてご紹介します。
業務
日々忙しい業務の中、感染ラウンド時に「消毒液に完全に浸漬できていません。」と指導を受けた経験はありませんか。中には、十分な洗浄を行わないまま、消毒液に浸漬している場面も見受けられます。私自身も、感染管理特定認定看護師になるまでは、消毒前の洗浄や完全浸漬の重要性を、今ほど意識できていませんでした。正しい手順で洗浄・消毒しなければ、消毒効果は十分に得られず、かえって感染リスクを高めることになりかねません。今回は、現場でありがちな間違いと器材の正しい消毒方法を解説します。
業務
医師や先輩の指示に「あれ?おかしいな」と思っても、怖くて言い出せずに悩んでしまうことはありませんか?医療現場では、職種や立場の違いや「間違っていたら恥ずかしい」という不安などから、気づいたことを言い出しにくい場面もあります。「TeamSTEPPS(チームステップス)」は医療安全のためのチームのコミュニケーション技法です。今回は現場の言いづらさを解消し、安全への懸念を伝えたり、認識のずれを防いだりするための具体的なツールがあります。今回は、明日からすぐに使える3つのツールをご紹介します。
観察・患者対応
高齢患者さんの更衣や移乗を介助したあと「腕の皮膚がめくれている」「いつの間にか出血している」と気づいた経験はありませんか。スキン‐テアは、摩擦やずれによって皮膚が裂ける外傷です。皮膚が脆弱な高齢患者さんでは、腕をつかむ、テープを剝がす、ベッド柵にぶつけるなど、日常のわずかな刺激でも発生します。スキン‐テアを防ぐケアと発生時の対応を確認しましょう。
観察・患者対応
人工呼吸器を装着している患者さんは、人工呼吸器関連肺炎(VAP)を発症するリスクが高いことが知られています。VAPの予防策の一つとして広く推奨されているのが「頭部挙上」です。しかし、現場では頭部挙上の角度が適切に保たれていなかったり、体位変換後に背上げ角度が変わってしまったりする場面も少なくありません。ただベッドの背上げを行うだけでは、十分な予防効果が得られない場合もあります。今回は、人工呼吸器関連肺炎を予防するために、頭部挙上で押さえておきたい3つのポイントを解説します。