皆さんもお使いのタイマー。指定した時間をしらせる代物ですが、多忙でマルチタスクを強いられる病院や施設においてタイムマネジメントするのにとても役立つ代物にもなります。 今回病棟勤務していた経験から私が実際行っていたタイマーの使い方を紹介します。
1.処置等業務の事前や、マルチタスクになった時用に使用する
「〇〇時に予定」と決まっていても、通常業務をしていたらイレギュラーな事柄が起きたら気づいたら時間が過ぎていた、そんな経験はありませんか。 このような状況にならないようタイマーは予定がある時刻より早めの30分や1時間前をセットをしましょう。
タイマーがなる前は通常業務に集中していて、タイマーのお知らせで予定時刻業務に集中できるので、気持ちを切り替えられることがメリットです。そのほかに業務が多忙すぎる場合、予定時刻の業務が難しいことが把握出来、ヘルプを出すこともしやすくなります。現状を俯瞰するのに有効です。
2.点滴の途中経過を確認するために使用する
点滴開始の時に滴下を合わせたのに時間通りに点滴が終わっていない、開始時に点滴速度を合わせても点滴の針入部の場所によっても予定通りにならないことは多い事象です。
この事象を防ぐためには、点滴終了予定時刻の半分の時刻でタイマーをかけて途中経過を見ましょう。点滴途中で確認すれば、予定と比べて早いのか遅いのかを判断できるほか、状況によっては速度を変えるなどのリカバリーが出来ます。
又点滴針入部のもれや異常を早期に発見することも出来ます。
3.自分の仕事の速度をしらべらるために使用する
意外と知らないのが、患者さんに行っているケアの1つ1つの終了見込み時間。ケアの時間を知っていると、抱えてる処置の終了見込み時間を知ることが出来ます。状況によってヘルプを出す判断材料にもなり得ます。
以上、タイマーの使用テクニックでした。 時間を意識する前は「早く仕事が出来ないのは自分の技術不足」と思っていました。しかし、自分のキャパを知り集中する場面を作ること、マルチタスクになったら頼れることは頼ることで業務を短縮できたり、時間業務忘れを減らすことができますのでこのテクニックを使ってみてください。
【まとめ】
タイマーの変わった使い方
1.多忙になった時にタイムマネジメントし集中出来るようにする
2.点滴を時間通りに調整する
3.自分のケア時間を測ってキャパを知る