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業務
2024.03.17
在宅での規定に沿った医療廃棄物の適切な取扱い

病院では針や点滴ボトル、膀胱留置カテーテルなどさまざまな医療物品がありますね。感染防止の観点からそれぞれ廃棄する場所が決まっています。在宅の現場ではどうでしょうか。各家庭に医療廃棄物専用のゴミ箱などはありません。自宅で療養している人が使用した医療廃棄物はどのように取り扱うのかをここで解説していきます。

1.針の捨て方

針は医療機関へ持っていきましょう。採血で使用した針や点滴の翼状針、血糖測定やインスリン投与時の針は家庭では捨てることができません。ペットボトルや瓶に入れてかかりつけ医に引き取ってもらう、または受診時に医療機関に持っていきましょう。

2.燃えるゴミとして扱われるもの

点滴ボトルや膀胱留置カテーテルは燃えるゴミとして処分できます。ほかにも吸引チューブやストーマのパウチなども同様です。

3.点滴ボトルの捨て方

点滴ボトルやチューブに針が付いている場合は必ず外さなければなりません。また、点滴のチューブ内に血液がついている場合は医療機関への返却が必要となります。点滴ボトルはプラスチック製は燃えるゴミとして処理できますが、ガラス製のものは燃えないゴミに出しましょう。

4.必ず各家庭で処分

利用者さんより「ちょっと看護師さんもって帰ってもらえない?」と頼まれることがあるかもしれません。しかしそれはきちんと断りましょう。在宅医療廃棄物は責任をもって各家庭で処分するように廃棄方法を指導することも在宅で働く医療者の仕事です

5.市町村によって異なるので注意

市町村によって医療廃棄物の取り扱い方法は微妙に異なります。居住区の収集方法を確認しましょう。

【まとめ】

1.針は医療機関へ。針は感染のリスクが高いため取り扱いには十分注意しましょう。

2.在宅で出たごみは燃えるものとして処分するものもあり。捨て方の書かれた一覧表などがあると便利。

3.プラスチック製かガラス製かで処分の方法が異なるため点滴ボトルの捨て方に注意。

4.在宅の医療ごみは各家庭で必ず処分する。処分方法をわかりやすく伝えることが大切。

5.市町村によって廃棄方法が異なる場合があるのでHPで確認したり市へ直接問い合わせたりしましょう。

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