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業務
2024.03.17
酸素ボンベの交換

酸素吸入療法中の患者さんのケアに欠かせないのが酸素ボンベの取り扱いです。外出や移動の時に携帯する酸素ボンベですが、日常的に取り扱わないと酸素ボンベの交換手順や注意ポイントがわからなくて戸惑ってしまった経験経験はありませんか? 生命維持に直結する酸素療法は緊急時にこそしっかり対応できる必要があります。取り扱いに注意が必要な酸素ボンベについてまとめてみます。

酸素吸入中の患者さんに必要な酸素ボンベの交換です。交換時のポイントについてまとめます

1.酸素ボンベの交換時期

酸素ボンベは圧力計の表示をみてボンベ内の酸素残量を把握します。 圧力計の針が赤の部分を指しているもしくは0に近いとボンベ内の酸素残量が少なくなっているということなので、新しい酸素ボンベと交換する必要があります。

2.酸素ボンベの交換手順

①酸素ボンベの残量

使用している酸素ボンベの圧力計の表示が赤色(残量が少ない)ことを確認してボンベの開栓バルブをしっかり閉じます

⓶ボンベの開栓バルブはしっかり閉まっているか

開栓バルブを閉じた後、圧力計の針が0を指していることを確認します

*開栓バルブがしっかり閉じていない場合や酸素流量計とボンベ接続部に酸素がのこっているままボンベとの接続部を緩めてしまうと酸素が噴出するので注意が必要です

③酸素流量計の取り外し。電池式流量計をはずす時は電源はOFFを

酸素流量系を酸素ボンベから取りはずします。もし電池式の酸素流量計の場合、電源が入っていると アラームが鳴ります。慌てて止めることの内容事前に電源をOFFにしておきましょう。

④取り付け後ボンベのネジに隙間がないか

新しい酸素ボンベを開封して流量計をしっかり取り付けます *酸素ボンベと流量計を固定するネジ部に隙間があったり、ネジの固定がゆるいと酸素ボンベ開栓時に酸素が噴出してしまうので、酸素ボンベと流量計の接続と固定をしっかり確認することがポイントです。

⑤圧力計が正常に動くか酸素漏れがないか
酸素ボンベを開栓して圧力計の針が緑色に振れることを確認します。もし、酸素流量計がズレて接続されている場合酸素が漏れ出す音がでます。酸素が漏れて噴出している音がないかも確認しましょう。

【まとめ】

・酸素取り扱い時は火気厳禁です。可燃性物質と激しく反応し、燃焼や爆発の危険があります。

・使用する酸素ボンベの残量を確認をする。

・酸素流量計と圧力計を酸素ボンベから外す時や取り付ける時にはボンベの開栓部が閉じていることを点検をする。ボンベと流量計、圧力計の接続部にゆるみや隙間があれば酸素が勢い噴出してしまうことを考慮して、周囲に人や火気がなく安全な環境で行います。

・酸素ボンベ開栓確認、酸素流量や吸入チューブの確認を行い患者の呼吸状態に変化がないかをしっかり確認をする。


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