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業務
2024.04.15
カテーテル挿入介助で気をつけたい滅菌操作あるある

カテーテル挿入介助のとき、「うっかり清潔区域に触れてしまい処置の進行を妨げた」「焦って滅菌物品を取り出し不潔にしてしまった」という経験はありませんか。
CVカテーテル挿入介助時は物品の十分な準備と正確な物品の受け渡し、清潔区域と不潔区域を守ることを徹底し、安全で効率的な処置を確実に行いましょう。

1.物品の準備は完璧にする。

ワゴンの上に滅菌ドレープを広げ物品を準備していきます。
医療施設によってカテーテルキットに物品が揃っているものもあります。局所麻酔液が場合によって追加となる場合があるため、慌てないよう薬液や注射針は余分に準備しておくと良いでしょう。
事例としては少ないかもしれませんが医師が装着している手袋が破れてしまうこともあるかもしれません。予備を準備しておくと、処置を中断することなくスムーズに進行できるでしょう。

2.物品を素早く渡す準備をする。

滅菌セッシやハサミなど処置に必要なものがすぐ出せるように開封はせずとも、滅菌袋の口を開けやすくしておくなどの工夫は必要かと思います。

ガーゼやセッシを医師へ渡すときは、相手が取り出しやすいよう配慮しましょう。
滅菌袋の開き具合が小さいと取り出しにくいだけでなく、医師が不潔部位に触れてしまう可能性があります。滅菌袋を開けすぎると物品が不潔域に接触してしまう場合もあるので注意しましょう。
生理食塩水を薬杯に注ぐときも、薬杯に手や生理食塩水の容器が接触しないように気をつけます。

3.滅菌ドレープ上は清潔区域であることを常に頭に置いておく。

医師は清潔、看護師は不潔区域で操作します。
滅菌ドレープがかかった患者さんは清潔区域なので看護師は絶対触れてはいけません。うっかり手が当たったり、体が触れたりすることのないよう、清潔区域と不潔区域の確認を必ずしておきましょう。

【まとめ】

・物品が十分に揃っているか確認しましょう。予備の物品もあると安心です。

・物品を渡すときは取り出しやすさと衛生面に配慮しましょう。

・看護師が触れても良い区域と触れてはいけない区域の区別をしっかりしましょう。


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