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2024.08.25
糖尿病患者さんの指導あるある(あるある3ケース)

糖尿病患者さんへの生活指導は非常に重要です。  指導中は熱心に話を聞き、患者さんも理解してくれたように感じることが多いです。しかし、実際には指導内容が十分に伝わっておらず、自己流の食事や運動を続けてしまうケースも少なくありません。ここでは、糖尿病患者さんの指導でよく起こる「あるある」なエピソードをいくつか紹介します。

散歩のついでに買い食い

食事療法に加え運動を心がけるよう指導した患者さんが、運動のために散歩に出かけた先で食べ物を買い食いしてしまうケースです。運動が目的ではなく、外での食事が楽しみになってしまったことが原因です。外にはアイスクリームや唐揚げ、誘惑がたくさんあります。このような場合、散歩コースを事前に決めて食べ物を買わないルートを一緒に考えるのも良いでしょう。

極端な食生活

食事に気を遣いつつも、「食べたい」という欲求が抑えられない患者さんもいます。透析患者の中には体重コントロールのため、透析当日に食事を抜くことがありました。「朝食べるとそれだけで500gくらい増えちゃうから」との理由です。他にも、間食をするため、食事を抜いたり、食事をお菓子で代用する方もいます。
このようなケースは、栄養面を考えたら本末転倒。まずはきちんと3食摂るよう指導します。

食事指導の解釈違い

 「野菜を多く摂りましょう」という食事指導はよくあります。しかし、野菜を多めに摂るように指導したところ、野菜ジュースを大量に飲んでいる患者さんもいました。 指導で口頭では伝わりづらい場合、絵やパンフレットを用いて目で見てわかる形にするのも一つの方法です。

【まとめ】

-散歩中も要注意。買い食い防止には、事前に食べ物を買えないルートを設定を
-極端な食生活の患者には、3食摂るよう指導し食事内容を見直す。
-食事指導は、口頭だけでなく絵やパンフレットで視覚的に伝えると効果的。

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