アンプルカットに苦手意識を持っている人に向けて安全ガイド

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2025.10.14
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アンプルカットに苦手意識を持っている新人看護師は少なくありません。新人だけでなくあまりアンプルに触れることのない部署に所属していたり、ブランクがあったりするとアンプルカットを難しく感じる人もいるでしょう。この記事ではアンプルカットを正しく安全に行うためのポイントをご紹介します。

1.安全にアンプルカットする方法

アンプルにはカットの印がついていますが、カットする方向を間違えると大変なことに。ドットの切り口マークは必ず手前に向けて、アンプルをしっかり持ちましょう。ドットの印がついている部分を反対方向に向かってアンプルをカットします。ためらわず一気に折るのがポイントです。このとき斜め上方向にアンプルをカットするときれいにカットできます。カット前に「マーク⇨手前⇨親指で押す」など声出し確認すると良いでしょう。

2.アンプルカット時に気をつけたいポイント

アンプルカットの切り口が尖ったり、ひび割れたりすると指をケガしてしまうことがあります。アンプルの先端を持ってカットすると失敗する危険性があります。失敗を防ぐにはアンプルの先端を持つのではなく、アンプルのネック部分を持ちアルコール綿などでカット部分を包み支えながら力を均等にかけるのがポイントです。また、恐怖心から折る力が弱いときれいにカットできずひび割れたりすることも。深呼吸しリラックスしてゆっくり安定した力で割りましょう。

3.アンプルカットによるケガを防ぐには

割った後も気を抜かず、アンプルの切り口や破片に気をつけましょう。切り口で指をケガしないようにアンプルのネック部分にアルコール綿を当てたり、手袋を着用して指先を保護します。作業スペースは平らで安定した場所を選びましょう。飛び散った破片でケガをする危険性もあるため、トレーなどがあれば使用し、破片があちこちに飛び散ることがないようトレーの上で作業を行います。

【まとめ】

・ドットマークを手前に持ち、一気にカット。

・割る時はアンプルの先端は持たず、ネック部分に均等に力をかける。

・手袋やアル綿を使用し指を保護する。トレーを使用し破片があちこちに飛び散るのを予防する。

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