看護学生の足浴がくれた安心感|実習での関わりが患者の力になった出産体験

実習サポート
2026.05.20
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3人の子どもをもつ看護師の私。第3子の出産時は、予定日超過のため促進剤を使うことになり入院しました。その際、助産師から「看護学生が実習で見学しても良いですか」と声がかかりました。立ち会い出産の予定はなく、促進剤投与への緊張でいっぱいだった私は、話し相手になってくれると思い承諾。看護学生との関わりの中で、不安な出産が思いがけず温かな時間へと変わりました。看護師である私が患者として感じた、看護学生の関わりの力をお伝えします。

1. 不安な促進剤入院と看護学生との出会い

第3子出産時、出産予定日を1週間過ぎても陣痛が来ず、過期産を予防するため、促進剤目的で入院となりました。初日は内服薬を使用しましたが陣痛にはつながらず、2日目に点滴での促進剤投与が開始に。第1子出産時にも促進剤を使用していたため、強い痛みになることが予測でき、開始前からとても緊張していました。陣痛がいつ始まるのか分からない時間は長く感じ、不安ばかりが募っていきました。

10時の点滴開始後、不安で落ち着かない私に助産師から「看護学生が見学に付いても良いですか」と声がかかりました。実習で自分も患者さんに支えられてきたことを思い出し、また1人で陣痛に向き合う不安もあり、すぐに承諾しました。

2. そばにいてくれる安心と足浴ケア

実習で私についてくれた看護学生は3名。そのうち2名は社会人経験のある看護学生で出産経験もあり「辛いですよね」と共感的に声をかけてくれたことが印象的でした。一緒にストレッチや歩行をしてくれ、何気ない会話をする時間が気持ちを紛らわせてくれました。1人で過ごすよりも、そばに誰かがいてくれる安心感の大きさを実感。

午後になっても陣痛は弱く、思うように進まない焦りも出てきた頃、看護学生の一人から足浴の提案がありました。緊張している様子は伝わってきましたが、私のために丁寧にケアしてくれる姿に、体だけでなく心まで癒やされました。足浴後、約3時間で無事に出産。体が温まりリラックスできたことで、副交感神経が優位になり、スムーズな陣痛につながったように感じています。

3. まとめ:技術以上に伝わる「患者さんを思う気持ち」

出産後に看護師として振り返ると、看護学生の関わりは観察や技術の提供だけでなく、不安を和らげる大切なケアになっていたと気づきました。技術が完璧でなくても、心を込めた関わりは患者さんにしっかり伝わります。実習中は緊張の連続だと思いますが、担当患者さんを思う気持ちを大切にしたケアは患者さんにとって大きな力になります。その姿勢をぜひ忘れずにいてほしいと、今もあの時の看護学生たちに感謝しています。

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