拘縮のある患者さんのケアで「腕が伸びなくて血圧計が巻きにくい!」「股が広げられなくておむつ交換がやりにくい!」など困ったことはありませんか。拘縮のある患者さんのケアは難しいものです。うまく緊張をほぐして、患者さんに負担の少ないケアができるよう考えてみましょう。
呼吸状態が悪くなった患者に行われる治療のひとつNPPVこと通称ニップ。病棟でもたまにしか見かけないという病院も少なくない非侵襲的人工陽圧換気療法。「鼻や顔のマスクだということはわかるけどどんな患者が対象?」「非侵襲的ってどういう意味?」「NPPVはどんなメリットや効果があるの?」とわからなくて困った場面。
点滴からドレーン、人工呼吸器などスパゲッティ症候群状態になった患者さんへの清拭はICUや急性期病棟ではよく見かける光景です。そんな患者さんの清拭、正直戸惑ったりしませんか?更衣や清拭時にはルートの付け外しもありリスクを伴う上、皮膚状態を観察をしつつ清潔を保ち、バイタルサインを変動させないよう安全に行わなければなりません。
今回は私が実際に行っていた重症患者さんの清拭時のポイントをお伝えします。
認知症には脳の細胞が壊れることによって起こる記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下などの中核症状と呼ばれるものがあります。中核症状があるため、周囲で起こっている現実を正しく認識することができず、時として、暴言や暴力をふるう患者さんの対応することもあると思います。暴言や暴力には病気によるものだと分かっていても戸惑ってしまうこともありますよね。適切な対応をすることで興奮した患者さんを落ち着かせましょう。
高齢者が入院すると、数日であっても「下肢筋力が低下し歩きにくくなった」という経験を多くの方がされていると思います。
歩くことがままならなくなると、転倒の危険性は一気に高まりADLも急降下します。
そうならないために、ベッドサイドでバランスボールを使って簡単にできる運動をお伝えします。
治療のために患者さんに使用する点滴。準備や実施は看護師が行うことが多いです。あなたは点滴のルート内に気泡がもし入ってしまった時どうしていますか?意外と時間がかかる点滴の気泡の対応を短時間で行うコツを紹介します。
浣腸液や経腸栄養剤など体内に注入するものを温めるというのは学生時代に学習した人は多いでしょう。その保温は本当に必要なのでしょうか。痛みの緩和のために行う保温もありますね。ここでは、保温が必要と言われてきたことが実は不要である場合や保温が必要である場合なぜ保温するのかを紹介したいと思います。
「おしっこが間に合わなくなって衣服や布団を汚してしまうことが増えた」「トイレが心配で外出が億劫になってきた」そんな悩みから紙パンツや紙おむつを使うことを考え始めた時に、紙おむつの種類が多くてどれを選んだらいいのかわからないと迷ってしまった。
「痛み」とひと口に言っても原因は人それぞれ。癌性疼痛や精神的な痛みなどさまざまです。
個人によって痛みの感じ方や部位も異なり、痛みの訴えに対する対応は1つとは限りません。ここでは薬剤使用以外で、私たち看護師ができる痛みの対応についてご紹介します。