筋肉注射を実施するとき「皮膚はつまむのかな?」「注射後揉んで良いのかな?」と迷うことはありませんか。筋肉注射をする機会が多い人も、そうでない人もふとしたときに疑問がわくかもしれません。今日は筋肉注射を実施するときのポイントを解説します。
病院では針や点滴ボトル、膀胱留置カテーテルなどさまざまな医療物品がありますね。感染防止の観点からそれぞれ廃棄する場所が決まっています。在宅の現場ではどうでしょうか。各家庭に医療廃棄物専用のゴミ箱などはありません。自宅で療養している人が使用した医療廃棄物はどのように取り扱うのかをここで解説していきます。
患者さんに「死にたい」と言われてドキッとした経験はないでしょうか。看護師だとしても言われると不安になったり、混乱したりすると思います。患者さんは並みならぬ辛さを感じているのではないかと考えたり、「本当に死んでしまうのではないか」、「私に話してくれたのだから何とかしないと」と思ったりするかもしれません。そこで、今回は、「死にたい」と言われたときの看護のヒントについてお伝えします。
呼吸器科や救急の場面で遭遇する胸腔ドレナージ。患者の疾患によってドレナージの目的は異なり、観察項目が多岐にわたるため中には苦手と感じる方もいるのではないでしょうか。 今回は胸腔ドレナージの仕組みに焦点を当て解説します。
滅菌手袋を着用した手でうっかり患者さんに触れてしまった」「清潔、不潔の区別がわからない」「本当は無菌操作は苦手」と悩んでいる方へ。 ここでは無菌操作の目的と注意点について、手術室やカテーテル挿入の場面にポイントを絞って解説していきます。
アンプルは薬を封入したガラス容器で、アンプルカットは手でアンプルを切る作業です。
アンプルの特徴は尖った先端とくびれたカット部分で、目印は線や点で表示されます。
アンプルカットの際は、薬液の先端に気を付けつつ、アルコールで消毒し、カット部分を保護しながら行います。
手順には利き手の親指を添えるなどの注意点があり、慎重に力を加えてカットすることで怪我をふせぐことができます。
多忙でマルチタスクを強いられる病院や施設においてタイムマネジメントするのにとても役立つのがタイマー。
処置等業務の事前やマルチタスクになった時、点滴の途中経過を確認するために使用する時、自分の仕事の速度やキャパをしらべらるために有効です。状況によってヘルプを出す判断材料にもなり得ますので有効に使いましょう。
患者の右側臥位への体位変換手順は
1. 患者に声かけをし、自力でできる範囲での協力を促す。
2. 顔を右に向ける。
3. 右手が下にして手の指先が肩につく位置で両手を胸の上でクロスさせる。
4. 両が拳程度開くように膝を立て、左の足を身体の外側にずらす。
5. 患者がベッドを踏むと、臀部が上昇、自然に体が右に向く。その後、左手で右のベッド柵を掴んで体を引き寄せる。
自力でできない患者には、介助者が両膝を立てて右に傾けると、上半身も自然に右に傾く。拘縮のある患者にも適用可能です。身体に優しい科学的アプローチをしましょう。
患者誤認は回避しなければならない事案のひとつです。高齢者を対象とする場合はとくに聴覚の衰えや認知機能の低下により本人から確認が取れないことも。関わり方を工夫してトラブルを未然に防ぎましょう。