アンプルは薬を封入したガラス容器で、アンプルカットは手でアンプルを切る作業です。
アンプルの特徴は尖った先端とくびれたカット部分で、目印は線や点で表示されます。
アンプルカットの際は、薬液の先端に気を付けつつ、アルコールで消毒し、カット部分を保護しながら行います。
手順には利き手の親指を添えるなどの注意点があり、慎重に力を加えてカットすることで怪我をふせぐことができます。
入院中に治療で必要な点滴。痛み、違和感があり患者さんにとっては苦痛が伴うので無意識に抜いてしまうことがあります。患者さんが点滴を抜いてしまうことを「自己抜去」といいます。もう少しで勤務が終わりというタイミングで自己抜去があり再留置をした経験がある方も多いと思います。そこで、点滴の自己抜去を防ぐ具体的な方法3選を紹介していきます。
一見、せん妄と不穏は似ているように感じますが少し状態が異なります。
せん妄は意識障害で、記憶や行動に問題があり、興奮状態に陥ることがあります。不穏は興奮し、穏やかでない状態を指します。
せん妄のケアでは、高齢者、認知症患者、眠剤使用者、脳血管疾患の既往がある人がせん妄になりやすいです。症状は可逆的であり、必要に応じて薬物治療の検討が必要です。
不穏では、認知症や精神疾患の人、環境の変化、病気、薬副作用が引き起こす可能性があります。興奮がおさまるよう傾聴や安全確保をし、必要時スタッフの交代も検討しましょう。
業務は患者の命に直結するため、慎重さが必要です。薬が床に落ちたり口内に残ることを防ぐため服薬状況を確認することが大切です。
又、飲み込みやすいよう適切な水分摂取や服薬ゼリーの使用の検討をすることも大切です。
そして、PTPシートの誤摂取を避けるため一包化がおすすめです。一包化できない場合は薬剤もあるので薬剤師とも連携していきましょう。
医療現場だけでなく日常生活でも使う機会がある包帯。巻きたい箇所に上手く巻けなかったりズレてしまって傷が見えてしまった経験はありませんか?特に関節部分や太さが違う箇所に巻くのは大変です。そんなときにずれない包帯の巻き方のポイントを紹介していきます。包帯を上手く使い、医療現場だけでなく日常でも臨機応変に使えるように巻き方をマスターしましょう。
入院している患者さんには様々な感染症を持っている人がいるので他の患者さんに移さないように感染対策が重要です。
何度も行っていてもしばらく防護具の着脱をしていないと忘れてしまい、先輩に聞きずらいという経験はありませんか?
防護服の付け方、外し方で病原菌を広げてしまう可能性があるので正しい知識を持って対応していきましょう。
車椅子は自走式と介助式の2つの動力タイプがあり、利用者の身体状態に応じてスタンダード、モジュール型、リクライニング型の3つの主要な種類が存在します。自走式は利用者自身が操作し、介助式は介護者が操作します。スタンダード型は身体機能が正常な人向けで、モジュール型は筋力低下や麻痺のある人に適しています。リクライニング型は不安定な全身状態の人向けで、ティルト型は臀部のズレを防ぎつつ背もたれとフットサポートの角度を調整できます。車椅子選択は利用者のニーズや移乗操作、介助度合いを考慮しましょう。
1.バイタル測定・肛門内を確認 2.必要時摘便 3.浣腸駅注入 4.排泄介助5.便の確認・バイタル測定をします。1回の浣腸で最大限に効果を発揮できるよう、浣腸液注入前の観察や、摘便をすることがコツ。患者さんと会話をしながら、気分不快の有無を確認し、安全に行いましょう。1回の浣腸で最大限に効果を発揮できるようにしよう!
温めるという一見単純なケアに思える温罨法にもさまざま注意や観察が必要です。高温ではないから皮膚トラブルが起きないわけではありません。低温熱傷が起きてしまうと治すには時間がかかります。温度の加減や目的・効果を考えてケアしなければなりません。温度の感じ方は患者さん1人1人違うため、その人に合ったものを準備することも大切です。