血管が細い時、採血の時に準備する物品と患者対応

共通看護
2024.12.22
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1. 採血で使用するのはシリンジ?真空採血管?

新人看護師の皆さん、採血時にシリンジと真空採血管のどちらを使用するか悩んだことはありませんか?どちらもテクニックだけでなく、たくさん経験すると緊張せずにできるようになりますよ。

シリンジの場合

採血量が多いときは注意が必要です。途中で凝固してしまう可能性があります。また、大きなシリンジほど内筒の抵抗が強く、血液が引きにくくなることがあります。血管が細い場合や脆弱な場合は、翼状針に2.5mlなど小さなシリンジと刺入後針を一時固定するテープを準備。刺入後は翼状部をテープで固定し、刺入後ゆっくりと採血を行います。こうすることで刺入後両手で作業することができます。
もし採血量が多い場合はシリンジを交換すると良いです。特に小児患者の場合、この方法が効果的です。

真空採血管の場合

血管穿刺後に素早くスピッツをセットする必要があります。事前にスピッツを手の届くところに準備しておくと、血管を傷つけるリスクが減ります。また、利き手に合わせて作業しやすいところにスピッツを用意しておくとスムーズです。一度自分にとってやりやすいスピッツの位置を確認してから穿刺しましょう。スピッツ交換の際は外筒をしっかり固定することも忘れずに。

2.コミュニケーションも味方にしよう

採血室には、様々な患者さんが来ますが、中には具体的な要望を出してくる患者さんもいます。「この血管を使ってください」と指定されることがありますが、私たち看護師も血管の状態を確認したいので、少しだけお時間をいただけると助かります。

また、「痛くないようにお願いします」と言われることもよくありますが、どうしても採血には多少の痛みが伴います。「できるだけ痛くないようにしますね」と声をかけ、患者さんに安心してもらいましょう。

さらに、特定の看護師を指名してくる患者さんもいますが、美容院のように対応できるわけではないため、その看護師が必ず対応できるわけではない点をお伝えするのも大切です。 このように、新人看護師が採血時に直面する状況についてのアドバイスをまとめました。患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら、技術を磨いていきましょう。

まとめ

・シリンジ採血: 小さなシリンジを使い、血管が細い場合はゆっくり採血

・真空採血管: スピッツは事前に準備、外筒をしっかり固定

・患者対応: 血管の確認を行い、痛みには配慮しつつ対応

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