「しんどい」という言葉の裏に隠された患者さんそれぞれの想い

観察・患者対応
2026.07.3
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私たちが日々の看護の現場で耳にする「しんどい」という言葉の程度や原因はさまざまです。ひと口に「しんどい」と言っても、身体的なものなのか、精神的なものなのか、患者さんによって異なります。患者さんに「しんどい」と言われたときにあなたはどのように訴えを受け止めますか。こちらの固定観念で解釈してしまうのではなく、どのように対応したら良いか一緒に考えていきましょう。

1.しんどいの感じ方は人それぞれ

患者さんによって「しんどい」という訴えにはその意味や程度は異なります。精神的なものが関連していて常にしんどさを感じている人や、高齢により体のだるさをしんどいと感じている人などさまざま。「しんどい」とひと口に言っても原因や症状は異なります。また「しんどい」と感じる程度も違い、少しの不調で辛さを訴える人もいれば、我慢強く状態が悪くても「大丈夫」と答えてしまう人もいるでしょう。つまり、私たちは見た目や言葉だけで、その人の状態を決めつけてはいけないのです。

2.言葉だけに頼ることの危険さ

バイタルチェック時に体調を確認し「変わりないよ。大丈夫」と言われ、そのほか目立った異常がないと言葉を鵜呑みにしてしまった経験はありませんか。しかし、実際は状態が悪化していた、というケースもあります。一方で、バイタルサインやそのほかの検査で大きな異常が見られないけれど、頻回にナースコールを押し「しんどい、なんとかして」と訴える患者さんもいます。安易に「大丈夫」という言葉をそのまま受け取り、必要な対応が遅れてしまってはいけません。

3.小さな変化を見逃さないことが重要

しんどいの基準は人それぞれです。小さな変化を見逃さないためにも、普段の会話で患者さんの表情や考え方、病状の理解度など細かなところも把握しておく必要があります。食事量や行動や普段の様子も気をつけて観察し、言葉だけに頼らず、患者さんの状態の変化に素早く気づけるようにその人の全体像を捉えることが大切です。

まとめ

・「しんどい」という言葉の裏に隠された患者の思いはそれぞれ
・患者の訴えだけで状態を判断せず全体を観察しましょう
・普段から表情や性格、その人なりの考え方などを把握し言葉だけに頼らない看護を

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