術前は排尿に問題なく、術後の初回離床も終えてトイレまでの歩行は可能になった。しかし、バルーンを抜去してから数時間経過するものの、自尿が確認できない……。「もう少し待っても大丈夫かな?」と迷った経験はありませんか?自尿が確認できない場合は、尿が作られているのか、膀胱にたまっているのか、たまっていても排出できないのかを順番に考えることが大切です。この記事では、硬膜外麻酔の影響も含め、術後尿閉を見極める3つのポイントを解説します。
術後初回歩行では「どこまで歩けたか」に目が向きがちです。しかし距離より大切なのは、患者さんが安全に歩行できること。無理をすると、ふらついたり、力が入らなくなったりする可能性があります。この記事では、患者さんの余力を見極めながら初回歩行を進めるために、立ち上がる前から確認したい3つのポイントを解説します。
頻回のナースコールや決まった時間の呼び出しに「またあの患者さんか……」と感じたことはありませんか。しかし、その背景には患者さんなりの理由が隠れています。ナースコールが鳴る時間帯に意識を向けてみると、患者さんの生活リズムや困りごとに気づくきっかけになることがあります。すべてに共通の理由があるわけではありませんが、時間や頻度から症状の変化や心理に気づけることも多いです。この記事では、私が経験したことを交えて、ナースコールの裏に隠された真実に目を向けることの重要性についてお話ししましょう。
「患者さんの状態を把握したい……」などの思いから、患者さんばかりに目を向けていませんか?実は、患者さんの表情やバイタルサイン以外にも、患者さんの状態を知るチャンスがあります。患者さんの身の回りの環境に目を向けると、患者さんの体調や生活の変化に気付けるかもしれません。今回は、看護師なら思わず「あるある」と共感してもらえるようなベッドサイドから読み取れる患者さんのサインについてご紹介します。
高齢患者さんの更衣や移乗を介助したあと「腕の皮膚がめくれている」「いつの間にか出血している」と気づいた経験はありませんか。スキン‐テアは、摩擦やずれによって皮膚が裂ける外傷です。皮膚が脆弱な高齢患者さんでは、腕をつかむ、テープを剝がす、ベッド柵にぶつけるなど、日常のわずかな刺激でも発生します。スキン‐テアを防ぐケアと発生時の対応を確認しましょう。
人工呼吸器を装着している患者さんは、人工呼吸器関連肺炎(VAP)を発症するリスクが高いことが知られています。VAPの予防策の一つとして広く推奨されているのが「頭部挙上」です。しかし、現場では頭部挙上の角度が適切に保たれていなかったり、体位変換後に背上げ角度が変わってしまったりする場面も少なくありません。ただベッドの背上げを行うだけでは、十分な予防効果が得られない場合もあります。今回は、人工呼吸器関連肺炎を予防するために、頭部挙上で押さえておきたい3つのポイントを解説します。
病棟で「この患者さん、なんだかおかしい」と感じた経験はありませんか。異常に気づいていても「何をどう報告したらいいのだろう」と、医師への連絡に悩むことは少なくありません。実は、私自身も看護師になったばかりの頃は、患者さんの状態をうまく評価できず、ドクターコールに苦手意識がありました。この記事では、看護師として20年近く臨床に携わってきた経験をもとに、NEWS2を活用した患者さんの評価方法とスコアの正しい読み方をわかりやすく解説します。
血液培養の指示を受けたときに「なぜ2セット必要なの?」と思ったことはありませんか?採血がとりにくい患者さんは、2セット採取が難しく現場では1セットのみのことも少なくありません。血液培養の2セット採取には、コンタミネーション(汚染)との区別や原因菌の検出率を高めるための理由があります。この記事では、2セットが推奨される理由や1セットとの違い、採取時のポイントをわかりやすく解説します。
血液培養の採取タイミングで「発熱してからでいいの?」と思ったことはありませんか。
感染管理特定認定看護師として現場で相談を受ける中でも「抗菌薬を投与したら、血液培養は採取できませんよね?」という質問も耳にします。現場では、発熱を確認してから採取することが多い一方で、タイミングを誤ると原因菌の検出率が低下し、正確な診断や適切な治療につながらない可能性があります。この記事では、発熱してからの採取は遅いのかという疑問を整理しながら、抗菌薬投与前が重要な理由や、抗菌薬投与後の考え方についてわかりやすく解説します。