バンコマイシンの血中濃度採血の指示が出たときに「必ずこの時間で採血してね」と言われ、「どうして時間通りに採血しないといけないの?」と疑問に思ったことはありませんか?
他の抗菌薬では細かく採血のタイミングを指示されないことも多く「なぜバンコマイシンだけ?」と思ったこともあるのではないでしょうか。
バンコマイシンは、血中濃度を測定しながら投与量を調整する薬剤です。そのため、決められた時間に採血をしないと、正しい評価ができません。
今回は、バンコマイシンの採血タイミングとトラフ値・血中濃度の基本を、現場で困らない視点からわかりやすく整理します。
シャボンラッピングとは、泡で皮膚を包み込むように洗浄する、清潔ケアの方法です。大量のお湯を使う必要がないため、ベッド上でも手軽に手足を洗うことができます。
この記事では、シャボンラッピングの手順や看護のポイントについて紹介します。
手浴や足浴が難しい患者さんがいる場合は、ぜひ清潔ケアの参考にしてみてくださいね。
「はい、終わりました。ここ、ギュッと肘を曲げて押さえておいてくださいね〜」。採血室や病棟で、無意識にこのフレーズを使っていませんか? 実はこれ、現在のエビデンスでは「内出血を助長させるNG指導」になりつつあります。「そう教わったのに」「止血バンドがあるから大丈夫でしょ?」そんな現場の当たり前を最新知見でアップデートし、患者さんに信頼される「止血のプロ」を目指しましょう。
患者さんから「退院したら一緒に食事でも」と誘われたとき、どう断ればいいか分からなくなった経験はありませんか。私には、繰り返し誘ってくる患者さんに断りきれず、連絡先を教えてしまったという苦い失敗があります。先輩にも師長にも言えないまま、退院後の連絡を無視し続けるという逃げの対応しかできませんでした。今回は、その経験から学んだ「境界線の守り方」と「一人で抱え込まないこと」の大切さをお伝えします。
「今の音、いつもと違う?」——そう感じた瞬間に動けるかどうかで、患者さんの状態を大きく左右します。
病棟では、心電図モニターや人工呼吸器、輸液ポンプなどさまざまな医療機器のアラーム音が鳴り響いています。特にICUやNICU、手術室では、常に何かが鳴っているといっても過言ではありません。実は観察力の高い看護師ほど「耳がいい」と言われます。ここでいう「耳がいい」とは、モニター音の微妙な変化や、アラームの種類・緊急度を瞬時に聞き分け「何が起きているか」を予測できる力のことです。今回は「モニター音に注意すること」がなぜステップアップにつながるのかを具体例とともに解説します。
実習で術後1〜2日目の患者さんを受け持つと、初回の離床に立ち会う機会があるでしょう。創部痛やルート類による違和感などがあるなか、体を動かすことは想像以上に勇気がいるものです。
初回離床の介助に入る際は、患者さんの不安に寄り添い、安心して離床に臨める環境を整えることが大切です。
この記事では、術後の初回離床で患者さんが感じやすい5つの不安と、ケアのポイントについて紹介します。
「絶対に転ばせない!」と意気込んで、汗だくになりながら5分おきにラウンドしていた。そんな経験はありませんか?それでも患者さんが転倒し「さっき見たときは大丈夫だったのに……」と、戸惑いや焦りを感じた方も少なくないでしょう。実は私自身も、看護師2年目の頃に同じ経験をしました。この記事では、現場経験と医療安全に関わる中で気がついた、転倒予防に大事な3つの視点についてお伝えします。一緒に転倒予防を見直してみましょう。
新人看護師として初めての配属先で、申し送りの内容が頭に入りきらず処置の流れも物品の場所も覚えきれないまま、一日が過ぎていく。職場に立てば「一人の看護師」として見られる現実と、自分の未熟さとの間で揺れる——そんな焦りを感じていませんか。新人看護師が感じる不安は、能力の問題ではなく「できなくて当たり前」の時期だからこそ生まれるものです。この記事では、新人看護師が4月に感じやすい不安の正体と、その向き合い方を紹介します。
病院で輸血をする場面は病棟だけではありません。血液内科の患者さんや悪性腫瘍で慢性貧血の患者さん、婦人科疾患の患者さんなどは、外来で輸血を行うことがあります。病棟とは看護体制や観察のポイントが異なるため、手順に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、外来で輸血をする際の4つのポイントをご紹介します。