「今の音、いつもと違う?」——そう感じた瞬間に動けるかどうかで、患者さんの状態を大きく左右します。
病棟では、心電図モニターや人工呼吸器、輸液ポンプなどさまざまな医療機器のアラーム音が鳴り響いています。特にICUやNICU、手術室では、常に何かが鳴っているといっても過言ではありません。実は観察力の高い看護師ほど「耳がいい」と言われます。ここでいう「耳がいい」とは、モニター音の微妙な変化や、アラームの種類・緊急度を瞬時に聞き分け「何が起きているか」を予測できる力のことです。今回は「モニター音に注意すること」がなぜステップアップにつながるのかを具体例とともに解説します。
実習で術後1〜2日目の患者さんを受け持つと、初回の離床に立ち会う機会があるでしょう。創部痛やルート類による違和感などがあるなか、体を動かすことは想像以上に勇気がいるものです。
初回離床の介助に入る際は、患者さんの不安に寄り添い、安心して離床に臨める環境を整えることが大切です。
この記事では、術後の初回離床で患者さんが感じやすい5つの不安と、ケアのポイントについて紹介します。
「絶対に転ばせない!」と意気込んで、汗だくになりながら5分おきにラウンドしていた。そんな経験はありませんか?それでも患者さんが転倒し「さっき見たときは大丈夫だったのに……」と、戸惑いや焦りを感じた方も少なくないでしょう。実は私自身も、看護師2年目の頃に同じ経験をしました。この記事では、現場経験と医療安全に関わる中で気がついた、転倒予防に大事な3つの視点についてお伝えします。一緒に転倒予防を見直してみましょう。
新人看護師として初めての配属先で、申し送りの内容が頭に入りきらず処置の流れも物品の場所も覚えきれないまま、一日が過ぎていく。職場に立てば「一人の看護師」として見られる現実と、自分の未熟さとの間で揺れる——そんな焦りを感じていませんか。新人看護師が感じる不安は、能力の問題ではなく「できなくて当たり前」の時期だからこそ生まれるものです。この記事では、新人看護師が4月に感じやすい不安の正体と、その向き合い方を紹介します。
病院で輸血をする場面は病棟だけではありません。血液内科の患者さんや悪性腫瘍で慢性貧血の患者さん、婦人科疾患の患者さんなどは、外来で輸血を行うことがあります。病棟とは看護体制や観察のポイントが異なるため、手順に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、外来で輸血をする際の4つのポイントをご紹介します。
患者さんに術後せん妄が起こると、急な興奮や混乱に戸惑い、声のかけ方や対応に困ってしまうことは少なくありません。術後せん妄が起きているとわかったら、看護師に求められるのは「原因を考えること」よりもまずは「この患者さんの安全をどう守るか」です。今回は、術後せん妄が起こった際に実際にどのように患者さんへ対応するべきかを解説します。現場ですぐに実践できますので、ぜひ参考にしてみてください。
新人時代、申し送りがものすごく苦手でした。自分では情報収集をきちんとして、話す内容もまとめ、完璧だと思っていても、いざ申し送りが始まると先輩から鋭い指摘の嵐……。そのたびに、指摘に回答できず黙り込んでしまうことが多かったのを覚えています。当時の私は、申し送りの本当の意味を理解できていませんでした。15年以上看護師として働いてきたからこそわかる「申し送りの重要性」についてお話します。
術後せん妄は、手術後の患者にしばしば見られる意識の混乱状態で、早期に気づくことで症状の悪化や事故を防ぐことができます。しかし、初期症状は「いつもより反応が鈍い」「なんとなく落ち着きがない」など、見過ごされることも多く、注意深い観察が必要です。本記事では、早期発見に重要なポイントをわかりやすく解説します。
採血は日常的に行われている基本的な検査ですが、スピッツの採取順番を知っていますか?採血方法や添加剤によって採取の順番が決まっており、誤ると検体の混濁や測定値異常につながることも。患者さんの負担を最小限にし、正確な検査結果を得るためにもスピッツの順番を守ることが重要です。今回は日本臨床検査標準協議会「標準採血法ガイドライン」に基づき、採血方法によって異なるスピッツの順番とその理由について解説します。