忙しい中でつい後回しになりがちな環境整備。その小さな後回しが、皮膚損傷につながることがあります。今回は、現場でよくある圧迫の落とし穴と予防のポイントをお伝えします。
①小さな物品が皮膚トラブルの原因に

点滴を実施している患者さんでは、留置針や点滴接続チューブの先端キャップが、ベッド内に紛れている場合があります。小さい物ほど気づきにくく、局所的な圧迫によって圧迫痕や発赤などの皮膚損傷の原因になります。
実際に、患者さんの食べこぼし(柿ピーのピーナッツなど)が体の下に入り込み、皮膚トラブルにつながったケースもあります。処置後はすぐに廃棄できるよう、近くにゴミ袋やケースを準備しておきましょう。
②体位変換・清拭時は異物チェックも

体位変換や清拭の際、服やシーツを整えるだけで終わっていませんか。ベッド内に異物がないか、体の下に何か入り込んでいないかを確認することで、圧迫による皮膚損傷を予防できます。
③チューブ類の下敷きに注意
尿道留置カテーテルや点滴ラインなどのチューブが、手や体の下敷きになっている場合があります。
特に麻痺側は気づかれにくく、排液流出不良の原因になることがあります。また、皮膚圧迫にもつながりかねません。ライン確認のタイミングで、位置も一緒に確認することが重要です。
④固定時の締めすぎにも注意

点滴ロック中などにルートを保護する際、ネットや包帯がきつすぎると圧迫の原因になります。固定時は、指1本入るくらいの余裕を目安に調整しましょう。
点滴ロック中などにルートを保護する際、ネットや包帯がきつすぎると圧迫の原因になります必要があると私は感じました。そのに気づいてから、訪問看護の面白さが少しずつ分かってきたように思います。
まとめ
・小さな物品も圧迫の原因になるため、処置後はすぐに廃棄を。
・体位変換時は異物がないかの確認を忘れずに。
・チューブの下敷きは排液不良や皮膚障害を招きかねないため注意。
・点滴ロック中の固定は指1本分の余裕の意識を持って。



