学生のころ、在宅の看護実習で体験したことです。私は便秘のある認知症患者さんに浣腸を試みましたが、痛みや不安感からか強く拒否され、苦戦しました。当時の私はケアを順調に進められない自分に苛立ちやケアを受け入れてもらえないことに焦りを感じていました。認知症の患者さんに関わる中で、何が大切なのか、どう患者さんに対応すれば良かったのか、十数年経験を積んだ今ならわかる気がします。今回は「認知症患者さんの排便ケア」についてお話をしましょう。
術後せん妄ってなに?なぜ急に起こるの?といった疑問はありませんか。術後せん妄は、手術や麻酔、身体的・精神的ストレスなどをきっかけに、一時的に意識や認知が混乱する状態です。夜間に不穏症状が出現したり、点滴を抜去しようとしたり、暴れたりなど、対応に苦慮することも少なくありません。今回は、術後せん妄とはなにか、なぜ起こるのか、について解説します。
初めて担当する患者さんで「この方、きちんと飲み込めるかな?」と迷った経験はありませんか?
嚥下評価は本来ST(言語聴覚士)が実施しますが、初回訪問や入院初期など、看護師が最初に観察・判断する場面も少なくありません。
今回は、看護師が安全に嚥下状態を確認するための基本的な観察手順と、報告時のポイントを紹介します。
疾患の影響で下肢のむくみに悩んでいる患者さんに、看護師がすぐにできることといえば足の下に枕を入れることかもしれません。しかしそれだけでは改善しないこともありますよね。“足を上げる”以外にどんなケアができるのか。現場ですぐに取り入れられる+αのケアをご紹介します。
人工呼吸器のアラーム音で訪室したら、気管切開カニューレが抜けていた —— こんな緊急事態に、あなたはすぐに対応できますか?遭遇したくない状況ですが、看護師として万が一に備え、正しい手順を確認しておきましょう。
輸液管理している患者さんに、指示が出ることが多いイントラリポス。イントラリポスの効果を、体内で発揮させるためには投与時に注意しなければならない点が3つあるって知っていますか?今回はイントラリポス投与時の3つの注意点について解説していきます。
膀胱留置カテーテルを挿入している患者さんの、蓄尿バッグやカテーテルが紫色に変色しているのを見たことがありませんか?この紫色蓄尿バッグ症候群(紫色尿症候群)、原因のひとつに便秘が関係しています。今回はその仕組みとポイントをわかりやすく解説します。
実習で患者さんに「痛みはどうですか?」と聞くと「ちょっと痛いかな」と答えられ、どのくらいの痛みなのか分からず、後で困ったことはありませんか?ケアにつなげるにも判断に迷う…。そんなときに役立つのが、痛みを客観的に「見える化」できるNRSやフェイススケールです。痛みは表現があいまいになりやすいからこそ、客観的に評価できるツールを知っておくことが大切です。ここからはNRSとフェイススケールの違いや使い分け、そして看護計画への活かし方を整理してみましょう。
CVカテーテルやCVポートと同様、カテーテルの先端が上大静脈に留置されるPICC。では「この患者さんはなぜCVカテーテルではなくPICCを選択するの?」「PICCならではのメリットって何?」など遭遇しやすい疑問を、デメリットとあわせて解説します。