腸ろうは、胃を介さず腸へ直接栄養を届ける経腸栄養法です。胃ろうとは仕組みもケアの注意点も大きく異なり、増設の背景には胃切除後や胃の通過障害、誤嚥リスクの高さなどがあります。初めて担当すると、注入速度の調整、腹部症状の変化、半固形栄養の扱いなど不安になりがちです。本記事では、腸ろうの特徴と安全な注入のための観察項目、トラブル時の対応ポイントを整理します。
シリンジポンプを使用する患者さんでは昇圧剤や鎮静薬など、ハイリスクの薬剤を持続投与していることが多いです。そのため、シリンジ交換の方法によっては、患者さんの命に直結する場合も。投与を中断せずに交換する方法として、並列法(パラレル法)があります。日常的にしている点滴交換とはやり方がちがい、繊細さが必要な方法ですが、仕組みがわかれば安全に行えます。この記事では、並列法(パラレル法)のポイントをわかりやすく解説します。
術後せん妄は、発症すると患者さんの治療や安全を阻害する可能性があるため、看護師が対応に困る場面も少なくありません。しかし、術後せん妄は「起こってから対応するもの」ではありません。身体的・環境的・心理的ストレスが重なって発症するため、看護師が周手術期に細やかなケアを行うことで発症率を下げることが可能です。そこで今回は、現場ですぐ実践できる看護師にできる対策を4つご紹介します。
学生のころ、在宅の看護実習で体験したことです。私は便秘のある認知症患者さんに浣腸を試みましたが、痛みや不安感からか強く拒否され、苦戦しました。当時の私はケアを順調に進められない自分に苛立ちやケアを受け入れてもらえないことに焦りを感じていました。認知症の患者さんに関わる中で、何が大切なのか、どう患者さんに対応すれば良かったのか、十数年経験を積んだ今ならわかる気がします。今回は「認知症患者さんの排便ケア」についてお話をしましょう。
術後せん妄ってなに?なぜ急に起こるの?といった疑問はありませんか。術後せん妄は、手術や麻酔、身体的・精神的ストレスなどをきっかけに、一時的に意識や認知が混乱する状態です。夜間に不穏症状が出現したり、点滴を抜去しようとしたり、暴れたりなど、対応に苦慮することも少なくありません。今回は、術後せん妄とはなにか、なぜ起こるのか、について解説します。
初めて担当する患者さんで「この方、きちんと飲み込めるかな?」と迷った経験はありませんか?
嚥下評価は本来ST(言語聴覚士)が実施しますが、初回訪問や入院初期など、看護師が最初に観察・判断する場面も少なくありません。
今回は、看護師が安全に嚥下状態を確認するための基本的な観察手順と、報告時のポイントを紹介します。
疾患の影響で下肢のむくみに悩んでいる患者さんに、看護師がすぐにできることといえば足の下に枕を入れることかもしれません。しかしそれだけでは改善しないこともありますよね。“足を上げる”以外にどんなケアができるのか。現場ですぐに取り入れられる+αのケアをご紹介します。
人工呼吸器のアラーム音で訪室したら、気管切開カニューレが抜けていた —— こんな緊急事態に、あなたはすぐに対応できますか?遭遇したくない状況ですが、看護師として万が一に備え、正しい手順を確認しておきましょう。
輸液管理している患者さんに、指示が出ることが多いイントラリポス。イントラリポスの効果を、体内で発揮させるためには投与時に注意しなければならない点が3つあるって知っていますか?今回はイントラリポス投与時の3つの注意点について解説していきます。