体位変換や処置の後、対象者がいつの間にかベッドの足元に下がってしまうことってありませんか?そんなときに便利なスライディングシートを使ったベッド上方への移動方法をご紹介します!この方法を使えば、スムーズに移動ができるうえ、リハビリにもなりますよ。
患者さんのケアでさまざまな悩む場面があると思います。今回は認知症患者さんの食事介助編ということで、患者さんの状態や意思を尊重しながら、どこまで食事を促すべきかについて、臨床倫理の4分割法を用いて3人の看護師で事例検討を開催しました。
皆さん、ベッドにいる患者さんの下にバスタオルが敷かれているのを見たことはありませんか?バスタオルを使って体位変換をすると、一瞬持ち上げられるような浮遊感があり、身体がきゅっと緊張してしまうことがあります。しかし、トランスファーシートやスライディングシートを使えば、力がいらず便利で、介護する人もされる人も快適に過ごせます。このシリーズでは、そんなトランスファーシートやスライディングシートについて詳しくお伝えしていきます。
体内に貯留した血液などを排出するために留置されるドレーン。「万が一抜けてしまったら、どんな対応をすれば良いのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。 ドレーンの自己(事故)抜去後の対応方法は、ドレーンの種類や患者さんの全身状態によっても異なります。今回は予期せぬドレーン抜去が起こった際の対応方法について、2つの事例をもとに紹介します。
病院で入院している患者さんの移送で欠かせないのがストレッチャー。患者さんが乗っているため、ぶつかってしまったり大きな揺れは避けて移送したいものです。しかし、狭い廊下や左右に曲がるのは難しく、技術や経験が必要です。 今回は、ストレッチャーのスムーズな移送方法を紹介します。
拘縮のある患者さんのケアで「腕が伸びなくて血圧計が巻きにくい!」「股が広げられなくておむつ交換がやりにくい!」など困ったことはありませんか。拘縮のある患者さんのケアは難しいものです。うまく緊張をほぐして、患者さんに負担の少ないケアができるよう考えてみましょう。
呼吸状態が悪くなった患者に行われる治療のひとつNPPVこと通称ニップ。病棟でもたまにしか見かけないという病院も少なくない非侵襲的人工陽圧換気療法。「鼻や顔のマスクだということはわかるけどどんな患者が対象?」「非侵襲的ってどういう意味?」「NPPVはどんなメリットや効果があるの?」とわからなくて困った場面。
点滴からドレーン、人工呼吸器などスパゲッティ症候群状態になった患者さんへの清拭はICUや急性期病棟ではよく見かける光景です。そんな患者さんの清拭、正直戸惑ったりしませんか?更衣や清拭時にはルートの付け外しもありリスクを伴う上、皮膚状態を観察をしつつ清潔を保ち、バイタルサインを変動させないよう安全に行わなければなりません。
今回は私が実際に行っていた重症患者さんの清拭時のポイントをお伝えします。
認知症には脳の細胞が壊れることによって起こる記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下などの中核症状と呼ばれるものがあります。中核症状があるため、周囲で起こっている現実を正しく認識することができず、時として、暴言や暴力をふるう患者さんの対応することもあると思います。暴言や暴力には病気によるものだと分かっていても戸惑ってしまうこともありますよね。適切な対応をすることで興奮した患者さんを落ち着かせましょう。