コアリングってなに?点滴作成時のコアリング対策ガイド

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2026.03.28
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点滴作成時に起こる「コアリング」。名前は聞いたことがあっても、なぜ危険なのか、どう防ぐのか自信がない人は多いはずです。コアリングは目に見えにくい異物混入であり、患者さんの安全に直結します。この記事では、押さえておきたいコアリングの基本から、実践的な予防ポイントまでを整理して解説します。

コアリングとは何か

コアリングとは、点滴作成時にアンプルやバイアルのゴム栓に注射針を刺した際、針のあご部でゴムの一部が削り取られ、薬液内に混入してしまう現象です。目に見えない小さな異物でも、体内に入ると血管閉塞や炎症、塞栓のリスクにつながる可能性があります。そのため「見えないから大丈夫」ではなく、正しい手技を身に付け、発生リスクを最小限に抑えることが重要です。

コアリングはなぜ起こるのか

コアリングの主な原因は次の4つです。
 ①針を斜めに勢いよく刺す
 ②針を刺しながら回転させる
 ③同じ場所を何度も刺す
 ④太い針を使用する
特に急いでいる場面では、無意識に力が入りゴム栓を削るような刺入になりやすいと言われています。

コアリングを防ぐにはどうすれば良い?

コアリングを防ぐための基本は「角度」・「力加減」・「刺入部位」です。バイアルのゴム栓に対して針をまっすぐに刺入し、針先でゴムを切り開くように入れることで、コアリングを最小限にできます。刺すときは一気に強く押し込まず、力を調整しながらゆっくり刺入することが大切です。またガイドマーク(中心円)の内側に刺入し、複数回刺入の際は同一箇所への刺入にならないよう注意もしましょう。必要以上に抜き差ししないことも重要です。

コアリングを防ぐために意識したいポイント

コアリングは正しい知識+意識+丁寧な手技で防げます。最初は時間がかかるかもしれませんが、「患者さんに安全な点滴を作る」という視点を忘れず、正しい手技を身に付けておきましょう。意識しているかどうかで手技は全く違ってきます。「コアリングを起こさない刺し方をする」と意識するだけでも、手の動きが変わります。正しい知識に基づいて、経験を積み重ねることが安全な点滴作成につながります。

学びとまとめ

・コアリングは微小異物混入の危険な現象
・原因は刺入角度・力・針の使い方
・ゴムに対して垂直に刺し丁寧な手技が最大の予防
・正しい知識と手技で経験を重ねる

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