「便が硬くてつらい」と話す患者さん。でも実際に観察すると、それほど硬くないことも。
「毎日出てるから大丈夫」と言われても、実はコロコロ便で便秘傾向だった……なんてケース、現場でよくありますよね。子どもでも何も言わず、実は硬便だったということも。主観だけでなく客観的に便の状態を、評価する視点が大切です。今回は、便の状態をわかりやすく評価するのに役立つ「ブリストルスケール」についてご紹介します。
「経鼻胃管を、ちゃんと固定してたのに抜けてた…」「赤くなってかぶれちゃった…」
そんな経験、ありませんか?
経鼻胃管の固定は、自己抜去や皮膚トラブルの予防だけでなく、患者さんの安心や快適さにもつながる大切なケア。
今回は、基本の固定方法から皮膚トラブルを防ぐ工夫、個別対応のポイントまで、押さえておきたい実践知識をお伝えします!
※経鼻胃管はNasogastric tubeと英語で訳されることからNGチューブと呼ばれることも多いです。本稿では「経鼻胃管」と表記します。
人工呼吸器とネーザルハイフローはどちらも呼吸を管理する医療機器です。しかし、目的や用途、患者に与える侵襲や介入すべきポイントが大きく異なります。今回は、仁呼吸器とネーザルハイフローの違いを「看護の視点」でまとめます。観察項目や患者さんに与える影響など、日々の看護に活用してみてくださいね。
点滴を入れたばかりなのに抜けてしまったという経験は少なくないでしょう。認知症やせん妄が原因で無意識に抜いてしまう人や寝相や体動が原因で点滴が抜けやすい人もいます。汗をかきやすい人や皮脂が多い人も固定のテープが剥がれやすい場合もあるでしょう。この記事では点滴が抜けやすい患者さんの対応について説明しましょう。
こうした健康経営を推進する専門家として、「健康経営アドバイザー」と「健康経営エキスパートアドバイザー」という資格があるのをご存じでしょうか? 本記事では、これらの資格を取得し実務で活用している筆者が、資格の特徴や取得のメリットについて自身の経験を交えながらご紹介します。
介護は24時間365日であり家族の介護負担は計り知れません。介護は長期間に及ぶこともあり介護ストレスを感じる家族も少なくありません。家族の介護負担軽減について検討するのも看護師の役割です。この記事では在宅で介護をする家族の介護負担を軽減できるサービスについてお話ししましょう。
視覚障害のある患者は、環境の変化や障害物の認識が難しく、転倒・転落のリスクが高いです。元々障害をもつ患者だけでなく、手術や検査により一時的に片目で過ごしていたり、視覚障害が起こっているような患者も同様です。特に入院などで慣れない環境で過ごすときは、重大な事故につながる可能性があります。どのようなリスクがあるのか、危険予知をしっかりと考え、適切な対策を講じることが重要です。
がん治療による見た目の変化に悩む患者に対して、どのようにサポートしたら良いか悩んだ経験はありませんか?悩みや不安を傾聴することはもちろん、簡単にでもアドバイスができれば、患者の不安を軽減することができるかもしれません。
この記事では、がん治療によって起こり得る6つの外見の変化について、それらをカバーする工夫を紹介します。
冬になると、入浴中に倒れる事故が増加します。その原因の一つがヒートショックです。急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすこともあります。特に高齢者はリスクが高いため、入浴環境の工夫や生活習慣の見直しが重要です。本記事では、ヒートショックの原因や予防策、万が一発生した際の対応方法を詳しく解説します。寒い季節を安全に過ごすために、ぜひ対策を実践しましょう。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は、患者の価値観や意思を尊重し、その人らしい人生を最期まで送れるようサポートするために重要です。しかし、このプロセスはタイミングやコミュニケーションの取り方が難しいと感じている人も多いと思います。例えば、「まだ話し合う時期ではない」と考えることで話し合いが先延ばしになることや、医療者の説明が専門的すぎて患者が理解しづらいことがあります。この記事では、そうした課題を乗り越えるために、アドバンス・ケア・プランニングに関わる看護師が注意すべきポイントを具体的に解説します。