「〇〇さん水様便が、おむつから漏れてます!」
大量の排尿や水様便がおむつから漏れて、横シーツを汚染する……なんて場面に遭遇したことがある人も多いのではないでしょうか?横シーツを敷いていたおかげで、敷きシーツやマットレスパッドまで交換せずにすみ、助かる優れもの。では、すべての患者さんに横シーツを敷いておけば良いのでしょうか?横シーツのメリット・デメリットを考えてみましょう。
視覚障害のある患者は、環境の変化や障害物の認識が難しく、転倒・転落のリスクが高いです。元々障害をもつ患者だけでなく、手術や検査により一時的に片目で過ごしていたり、視覚障害が起こっているような患者も同様です。特に入院などで慣れない環境で過ごすときは、重大な事故につながる可能性があります。どのようなリスクがあるのか、危険予知をしっかりと考え、適切な対策を講じることが重要です。
患者のリハビリや日常生活をサポートする杖。高齢者やケガから回復中の患者にとって重要です。転倒防止のために患者さんに合った杖を選びたいけど、種類が多くてよくわからない……。そんなあなたに、今回は一本杖の種類と選ぶときのポイントをお伝えします。患者さんの安全を守るために正しい知識を身につけましょう。
「医療現場で働いていると被曝のリスクってどのくらいあるんだろう?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?看護師が関わる放射線を扱う場面は意外と多いものです。日々の業務で被曝の可能性があると聞くと、不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、正しい知識を身につければ、不要な被曝を防ぎながら安全に業務を行えます。今回は、医療現場における放射線防護について解説します。
がん治療による見た目の変化に悩む患者に対して、どのようにサポートしたら良いか悩んだ経験はありませんか?悩みや不安を傾聴することはもちろん、簡単にでもアドバイスができれば、患者の不安を軽減することができるかもしれません。
この記事では、がん治療によって起こり得る6つの外見の変化について、それらをカバーする工夫を紹介します。
バイタルサインの測定は、患者の健康状態を把握し、身体の不調や異常を早期に発見するために非常に重要です。中でも経皮的動脈血酸素飽和度(以下SpO2)は、体内に十分な酸素が供給されているかどうかを示す指標であり、その測定は日常の看護において欠かせません。しかし、トラブルによって正しく測れないこともあります。この記事では、うまくSpO2が測定できない5つのケースと、それぞれの対処法について詳しく解説します。
冬になると、入浴中に倒れる事故が増加します。その原因の一つがヒートショックです。急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすこともあります。特に高齢者はリスクが高いため、入浴環境の工夫や生活習慣の見直しが重要です。本記事では、ヒートショックの原因や予防策、万が一発生した際の対応方法を詳しく解説します。寒い季節を安全に過ごすために、ぜひ対策を実践しましょう。
最近は、小児だけでなく大人にも推奨されているワクチンがあります。肺炎球菌ワクチンや帯状疱疹ワクチンは公費で一部助成対象になっています。これらのワクチンには「定期接種」と「任意接種」という二つのカテゴリーがあります。今回は、それぞれの違いを明確にし、患者さんにスムーズに説明できるようにするためのポイントをお伝えします。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は、患者の価値観や意思を尊重し、その人らしい人生を最期まで送れるようサポートするために重要です。しかし、このプロセスはタイミングやコミュニケーションの取り方が難しいと感じている人も多いと思います。例えば、「まだ話し合う時期ではない」と考えることで話し合いが先延ばしになることや、医療者の説明が専門的すぎて患者が理解しづらいことがあります。この記事では、そうした課題を乗り越えるために、アドバンス・ケア・プランニングに関わる看護師が注意すべきポイントを具体的に解説します。