2年目の“なんとなく不安”の正体

業務
2026.04.27
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看護師2年目になると、業務はひととおりこなせるようになる一方で「なんとなく不安」という気持ちが増えてくることも……。先輩に相談しようとしても「何がわからないの」と聞かれた瞬間に言葉が止まってしまう。——そんな経験はないでしょうか。2年目の不安は、能力不足というより、自分の考えが整理できていないことが原因であることも少なくありません。この記事では、不安をSBARで言語化することで、先輩へ伝えやすくなった具体例を紹介します。

2年目の春は、みんな揺れやすい

看護師2年目の春。ついこの間まで「新人」だったのに「2年生」として扱われ、声をかけられる回数も減っていきます。先輩たちの注意は新人さんに向き、任されることは増えたのに「本当に一人でできているのかな」「何かあったら対応できるかな」そんな不安を、誰にも言えずに抱えていませんか。

表面上は問題なく働いているように見えても、心の中では自信がついていかない。——2年目の春は、みんな揺れやすい時期です。私自身も、まさにそんな状態でした。看護師としては「まだ一人立ちできていない」「できることはあるはずなのに、それすら自信が持てない」そんな感覚が、心の奥に残っていました。

2年目の不安の正体

今振り返ると、この時期は「できている部分」と「まだ浅い部分」が混ざって当然の時期です。大切なのは、できていない自分だけを責めるのではなく、できていることを冷静に見つめること。そして、不安な部分について「なぜ不安なのか」「何が理解できていないのか」を少しずつ言葉にしていくことが必要です。しかし、2年目のみなさんにとって「不安や理解できていない部分をどう伝えればいいのか」が一番難しいのかもしれません。だからこそ、不安を”伝えられる形”にする方法が必要です。

不安をSBARで”伝えられる形”に

ただ「不安です」「自信がありません」と伝えても、自分の中で整理できていなければ、相手にも伝わりません。そんなときに助けになるのが、SBARを用いたフレームワークです。SBARは報告や急変対応でよく使われますが、不安や疑問を整理して伝えるときにも応用できます。

たとえば、胸腔ドレナージの介助に不安がある場合を例に見てみましょう。

S(状況):胸腔ドレナージの介助に不安があります。実際の場面になると、緊張してしまい自信がありません。
B(背景):見学は何回かしましたが、医師によって手技が違います。
A(評価):マニュアルは見ていますが、流れの理解が追いつきません。
R(提案):スムーズに介助するためのポイントがあれば教えていただけますか。

このように整理して伝えると「じゃあ、ここを一緒に確認しようか」と、具体的なやりとりにつながりました。

SBARは報告だけでなく、日々の疑問やコミュニケーションにも応用できます。伝えたいことがあるとき、SBARの形に当てはめて整理してみるだけで、不安を一人で抱え込まずに済むこともあります。

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