ストーマが漏れるたび自分の技術不足だったのかと悩み落ち込んでいた新人時代。しかし漏れの原因は、貼り方だけではなく患者さんの体型の変化や皮膚の状態、便の性状などさまざまです。この記事では、自身の貼り方だけに囚われず、原因を見極めるための視点の切り替えについて解説します。患者さんの体と生活全体を捉える観察力を身につけ、ストーマケアの視野を広げてみませんか?
1.漏れの原因は「貼り方」だと思い込んでいた新人時代

ストーマが漏れると衣服やシーツが汚れ大惨事。患者さんに不快を与えるだけでなく、業務量も増えてしまいます。そのため、ストーマが漏れないように貼ることばかりに意識が向いてしまう新人看護師も少なくないでしょう。私自身、新人の頃自分が貼ったストーマが交換予定日前に漏れたと知ると「貼り方が悪かったのでは?」と短絡的に考えていました。シワなく綺麗に貼るという技術ばかりに目を奪われていたのです。
2.漏れの原因はさまざま

ストーマ漏れの原因は、装具の貼り方だけでなく、患者さんの体型の変化や皮膚の状態、便の性状などさまざま。そもそも、装具が合っていない可能性もあるかもしれません。寝る姿勢や普段の体位など、患者さんの身体や生活が影響していることも少なくありません。経験を重ねる中で、ストーマ漏れの原因が装具の貼り方だけではないことに気がつきました。
3.患者さんの体と生活全体を見る

ストーマ漏れの原因を、自身の技術不足だけのせいにしてしまうと、自分を追い詰めてしまうこともあります。実際のストーマケアは装具を丁寧にきれいに貼ることだけではありません。ストーマや周りの皮膚の状態だけでなく、体型の変化や排泄物の性状、食事内容や水分摂取量、活動量など患者さんの体と生活全体を観察することが大切です。漏れたときに貼り方だけを見直すのではなく「何が原因だったのか」を考えることが大切です。装具やケアだけに着目するのではなく、患者さんの生活変化にも目を向けてみましょう。そこに気付けると、ストーマケアの視野が広がり、観察の楽しさがみえてきます。
まとめ
1.きれいに貼る技術ばかりに意識を取られていた新人時代
2.経験を積むことで原因の多様さに気づく
3.患者さんの生活全体を十分に観察することでケアの楽しさが広がる



